ISBN:B00006LP4E 文庫 いがらしゆみこ・栗本薫 中央公論社

パロス第4王朝末期。時の君主アルディウスに一人の美しい王女があった。名はエルミニア。玲瓏にして燃える瞳。白馬を駆り剣に闌け、凛然と痩躯に男装を纒う佇いは、神話に顕れる美少年の姿だった。十八歳を迎え、結婚を父アルディウスより厳命されるが、時まさに隣国カウロスとの国交に揺れ、宮廷は叛徒の策謀に喘いでいる。運命の扉は、洗濯女フィオナとの出逢いに開く。恋か。自由への希求か。エルミニアは渦巻く野望の中、秘宝の剣を手に王国の存亡をかけ、栄光という名の、悲劇という名の闘いの途に独りひた疾る。

と、まぁ、栗本薫のグインサーガ・シリーズの外伝だったかな。それを、キャンディ・キャンディのいがらしゆみこが漫画化したという。
読んでいる時は、結構、ハラハラドキドキしたものだけど、現物が無いのが敗因で、内容ほとんど覚えていません。最後、王女エルミニアと少女フィオナが手に手を取って駆け落ちぃ！？ってオチ（オチなのか？＿｜￣｜○）で終わっていたような気がします。国が滅ぼされた末、フィオナがエルミニアを助けて、故国を脱出ってのが本当なんだろうけど、なぜか素で駆け落ち変換してました。
ちなみに、王女エルミニアは、えらい（精神的に）オトコマエな王女様でした。

ISBN:4253090168 新書 あしべ ゆうほ 秋田書店 1982/05 ￥410
曽祢まさこの「不思議の国の千一夜」と同時期に、別の出版社で連載されていた漫画です。
どっちもファンタジーなのに、こっちはシリアス系。
最初の5年位は、順調に連載が続いていたんですが、細切れになり、コミックス化されるのも、年に一度出るか出ないか微妙なペースになり、そのうちしばらく放置状態になり（病気かなんかでしたっけ？ただの休養だったかな？麻紀ゆうの小説の挿絵は描いていたはず）、去年から、本格的に連載が再開されたって状態です。
文庫化とかもされていますが、連載再開と共に、コミックスも表紙がリニューアルされて、重版が開始されました。
主人公のアリアンロッドとか、邪眼のバラーとか色々出てきますが、ケルト神話（イギリスっつーかアイルランドの神話です）ベースの物語です。ちょこっと調べると、出ます。
ローマ神話や北欧神話なんかとも混ざり合って、神話好きには、タマラナイ一品かと思います。

ISBN:4062603993 文庫 曽祢 まさこ コミックス 1998/04 ￥662

ランバルド王国の王子・セブランは、男の子として育てられているが、実は女の子。男の子だと信じている王様や王位をねらう大臣・ダロスの目をごまかすこと10数年。ところがふとしたことから、その秘密がバレそうになったセブランは、神馬・ヘンデク＝アトラタンをもとめて放浪の旅に出ることに……。

もう、ずいぶん昔……1981年〜1985年にかけてですから、23年前から4年間。連載だけで5年間ってことになるんですね。コミックスで友人が買っていたので、借りて読んだ記憶があります。
女の子なのに男の子として育てられ〜となると、手塚治虫の「リボンの騎士」を連想する人もいるだろうが、これは、ちょいと違う。
ギャグ・ファンタジーと評してよいものか、ちと迷うところだが、笑えるのは確か。
物語の途中で、主人公の王女が呪いで本当に王子になって、憂いもなくなって万歳かと思えば、せっかく結婚しても姫の方が、子供はコウノトリが運んでくるものと信じきってたりと、なかなかほのぼの。
王位を狙う大臣も、なかなかギャグテイストで笑いを誘います。
実は、コミックスも文庫も絶版になってしまっていて、懐かしくて欲しいと思っても見つからず……今日、ようやく古本屋で、文庫版のほうを全巻そろいで手に入れました。
これから、懐かしさを堪能します。

この漫画と同時期に、別の出版社で連載されていたのは、あしべゆうほの「クリスタルドラゴン」ですかねぇ。

12月16日付 朝日新聞の報道「「圧縮陳列、見直さない」ドン・キホーテ本社が対応発表」へのコメント：

　ドン・キホーテ本社は16日、火災に関する今後の対応を発表し、延べ床面積が2000平方メートル以上の店舗については「来年6月までに原則としてスプリンクラーを設置する」との考えを示した。商品を高く積み上げる独特の「圧縮陳列」については「コンセプトを変更する予定はない」とした。また、安田隆夫社長の出処進退に関しては、一部報道にあったような辞任の意向について「現時点では一切ない」と否定した。 (12/16 13:30)

はい、まったく反省していませんね。
スプリンクラー程度で、どうにかなるかっつーの。
実は、燃える素材によって、消火剤が違うんですよ。油なら、こういう消火方法でーとか色々ね。だから、スプリンクラーは、気休めにしかならないです。色々勉強した割には、10年もたつと忘れちゃってるなぁ……教科書引っ張ってくれば判るんだけど。
教科書見つけて、見る機会があったら、この日記にメモ書きしときます。

12月15日付 ニュース 社会の報道「振り込め詐欺： 高校生ら少年5人逮捕 高級ホテルで豪遊 (mainichi-msn.co.jp)」へのコメント：

　警視庁少年事件課は15日、子供や孫になりすましてお年寄りから計約1500万円をだまし取ったとして、東京都千代田区の都立高校2年の男子生徒（18）ら18〜19歳の少年5人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。うち3人は既に家裁送致されている。5人は今年3〜6月、「振り込め詐欺」を繰り返し、総額2500万円を詐取したと供述している。

　調べでは、少年5人は6月12日夜、中野区内のマンションから香川県東かがわ市の無職の女性（83）方に息子を装い「借金で困っている。宅配便で送って」と電話。港区新橋の私書箱に送らせた現金50万円をだまし取った疑い。このほか4〜6月に、15人から10万〜250万円の計1484万円をだまし取った疑い。

　少年らは「田舎の老人がため込んでいるタンス預金をおれたちが使って景気をよくしてやろうと思った」などと供述。5人でスーツを新調して、都内の1泊4万円の高級ホテルに宿泊し、6万円のフルコースを食べるなどして使っていたという。

　5人は遊び仲間で、事件当時は3人が高校生だった。自ら台本を作り、電話帳から高齢女性とみられる名前を選び出していた。【合田月美】

毎日新聞　2004年12月15日　東京夕刊

バブルがはじけたのも、田舎の老人がタンス貯金して貯め込んでいたからだとも言っていたらしい。
ソレ違うしw
バブルはじけたんは、調子に乗って、企業が値をつりあげすぎて、そうなるべくしてなった訳だし。
株式主導のアメリカ型経済に染まってしまったのが、ある意味原因ともいえる。株で、金儲けしようとすると、どうしてもインフレ・デフレに弱くなる。日本は、バブル以前は、株取引主導ではなかったと言われている。
ま、今回の事件は、高校生らが何を言っても、自分が贅沢したかっただけでしょ？と思ってしまった。犯罪は犯罪。バレても未成年ってことで、名前出ないし刑も軽いと、安易な気持ちでやっちゃうんだろうな。

今の子供は、ゆとり教育の弊害か、学力が一昔前より低下しているそうだ。

12月14日付 ニュース 社会の報道「ドン・キホーテ火災、3遺体発見・連続放火事件と断定 (nikkei.co.jp)」へのコメント：

　量販店「ドン・キホーテ」のさいたま市内の2店から相次いで出火した火災で、さいたま市消防局は14日午前、同市緑区の「浦和花月店」の焼け跡から3人の遺体を発見した。埼玉県警は、出火後に行方不明になった店員3人の可能性が高いとみて、身元確認を急いでいる。

　2店はいずれも火の気のない所から出火しており、県警は連続放火事件と断定して浦和東署に捜査本部を設置。不審者の出入りがないかなど、関係者から事情を聴いている。

　ほかに8人が重軽傷。一時、所在不明だった出入り業者の男性（56）は無事帰宅していた。

　総務省消防庁は14日、火災原因調査のため職員らを現地に派遣した。他の店舗や同じような量販店で消防法違反がないか、全国的な検査の検討を始めた。

　不明の店員は、大島守雄さん（39）、小石舞さん（20）、関口舞子さん（19）。

　調べによると、3遺体は店舗中央付近で発見された。うち2人は男女で、もう1人の性別は不明という。〔共同〕 (13:56)

とうとう犠牲者が出てしまったなぁってのが、ドン・キホーテ火災と行方不明者3人って第一報を聞いたときの感想だった。
圧縮陳列とか言ってはいるが、ドコにナニが売っているのか判らなくて、探し回るような状態の陳列方法って、かなり問題があると思う。
買い物かごを持って、品物を物色していても、他の客が物色しているでもなく、一緒に来た人と話している状態になると、そこに欲しいものがあっても、どけてくれるように言わないと品物を手にすることができない。すれ違えない。ヘタすると、積み上げている商品にぶつかりそうになる。等々、数え上げたらきりがない状態だったのは確か。
買い物に行く度に思っていた最大の問題点は、避難通路が無いこと。
非常口はあるし、品物を置いて塞いでいるわけではないので、それなら良いだろうと思われるかもしれないが、非常口に至るルートが煩雑すぎて、火災がおきただの地震があっただので、速やかに店外へ逃げようと思っても逃げられないのだ。
ここで、火事になったら、煙で見えないわで、逃げられなくて死んじゃうなぁと思いつつ、買い物をしていた私＜トホホ
例にあげると、トイざラスなんかは、天井高くまで品物を積み上げてはいるが、品物の配置は判りやすい。縦横に通路を設定しているので、避難路は、ほぼ直線。理想的ですらある。万引きなどの防犯の観点から言っても、あの配置が良いのは、カメラが設置しやすく監視しやすいというのがある。通路に品物を置かないとかいろいろとキメはあるが、コンビニの配置なんかも、防犯防災の面から、すっきりした配置になっているわけだ。
そういった配慮が、ドン・キホーテには、まったく無い。
「圧縮陳列が避難の遅れにつながったとは思わない」と、ドン・キホーテ側は言っているようだが、私はそう思わない。
かつて、建築を学んだから言う訳ではない。
どうしても圧縮陳列を貫きたいのなら、どの売り場にいても、速やかに退避できるルート。最低でも、非常口に至る広めの直線ルートを1本確保してからの、圧縮陳列方式にしなければ、同じ轍を踏むことになるだろう。
それに、平屋建てで、消防活動で進入できる一定の大きさの窓や出入り口があればスプリンクラーの設置義務がないとはいえ、燃えやすい品物を扱って客商売をしているにもかかわらず、スプリンクラーを設置していないなどの防災意識の低さもいただけない。
火災は、漏電などの自然発火だけではない。放火するような馬鹿もいる。用心してしすぎることは無い。
防災を考えての、いっときの出費を惜しんで、火災などで人命も商品も失って、結果、大損害という道を選ぶか、防災のためにお金を投入して設備を整え、被害を最小限に押さえるか。それは、経営者の考え。
しかし、経営者の考えに盲信するのではなく、おかしいと思われるものを進言するだけの人間がいなかったのだろうか。
今回の悲劇を教訓に、ドン・キホーテの店内配置の改善を望む。

アイテムは、瓶が似ているからって理由で選びました。

以前、セブンイレブンで買ってきた、オーストラリアワインを開けました。
白ワイン。
うーん……呑みつけてないから、アルコールがきつい感じがする。
あ、やや辛口だ……。＜ラベル参照
この辛口な味で、一気に酔いそう。
実際、胃や喉の辺りとか焼けるような感じ（胃と喉が弱っているせい？）がするくらい、アルコールが強烈な気がする。
あくまでも、呑んだ感覚。

あ……美味しいのは美味しいんだけど……甘い？
ライチの味がするんで、ライチ嫌いな人は、止めといた方がいい。
前のあんずのよりは、甘味は低いです。
あんずが、甘すぎただけなんだけどね。
うーん、私的には、青林檎以外は、ハズレ。
甘すぎだったので。
たまーに呑む程度ならいいかな。

DVD ジェネオン エンタテインメント 2002/11/22 ￥3，990

　かつて八百長試合に手を出したことから選手生命を断たれた中年男ファンは、少林寺拳法を世に広めたいと願う若者シン（チャウ・シンチー）と出会い、彼ら少林寺拳法の達人を集めてサッカー・チームを結成し、全国大会を勝ち進んでいくが…。
　香港映画界の快（怪？）男児チャウ・シンチー監督・主演による奇想天外極まるスポーツ・アクション大作。チーム結成まではややもたつくが、サッカー試合が始まってからのCGと拳法を巧みに組み合わせたキテレツなアクション・シーンの数々には抱腹絶倒しつつも，いつしかそのダイナミズムゆえに熱血&興奮&感動してしまう。
　大陸のアイドル、ヴィッキー・チャオをブス・メイクのヒロインに仕立ててしまうあたりもシンチー映画らしい（!?）が、その彼女が太極拳の達人で少林寺の危機を救うというしなやかさも理にかなっている。ブルース・リーへのオマージュの数々も、ファンにはたまらないものがあった。(的田也寸志）

以前、TVで放映されたときに、大ウケしてしまった映画です。
上映間近のめざましテレビでのインタビューにて、監督で主演のチャウ・シンチー氏は、日本のアニメ「キャプテン翼」が好きで参考にしたと答えてました。（公式サイトに公開されているインタビューには、そんなこと書かれてませんけどね）
ヘンに空高く飛んだり、ボールから炎が出たり、ボールを蹴っただけでおこる竜巻など、特殊効果の数々……確かにキャプテン翼に通じるものがある。
中には、アストロ球団（ふるい……）のサッカー版と思っている人もいるみたいですが、どっちかってぇとキャプテン翼です。受け取り方は、やっぱり、年代の差かなぁ。
香港映画独特の、アホウな映画で、見る時にはノリ重視。ストーリー性とか考えて、まじめに見ちゃうとつまんないかも。
このチャウ・シンチー。他にも映画を作っているようなんで、見てみようかなー。

少林サッカー公式サイト
http://www.shorin-soccer.com/