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<訃報>栗本薫さん56歳=作家 世界最長の「グイン・サーガ」は未完に
5月27日11時41分配信 毎日新聞

 「グイン・サーガ」「ぼくらの時代」などの作家、栗本薫(くりもと・かおる、本名・今岡純代=いまおか・すみよ)さんが26日午後7時18分、すい臓がんのため死去した。56歳。葬儀の日程などは未定。

 早稲田大文学部卒業後、76年に評論「パロディの起源と進化」でデビュー。78年に「ぼくらの時代」で江戸川乱歩賞を受賞。79年から長編ファンタジー小説「グイン・サーガ」を発表、4月には126巻「黒衣の女王」を発売したばかりで、一人の作家の作品としては世界最長のシリーズだったが未完に終わった。

 「中島梓」名義で評論活動を展開、08年には自らのがん闘病をつづった「ガン病棟のピーターラビット」(ポプラ社)も発表している。
長く続巻が刊行され続けている小説といえば、とても有名どころとしてはペリー・ローダンシリーズはスタートレックシリーズあたりになるのではないだろうか。
ただ、数巻で書き手が変わっていることと、各作者自身がそのシリーズのファンであることも多く、愛されて続いてきたともいえる。同人っぽいが。
しかし、ひとりの作家が書き続けた物として、グイン・サーガシリーズは世界最長であり熱烈なファンもいる。
いつか読んでみたいなぁと思いつつ、あまりの巻数に戦意喪失して読まずじまいではあるが、少し読んでおけば良かったなぁと思わなくもない。

なにはともあれ、未完のままというのは作家として悔しかったかもしれませんが、ご冥福をお祈りします。

コメント

マーロウ
2009年6月6日21:32

 昔、30巻ぐらいまでは読みました。そのあたりでなかなか更新されない時期があってその後関心が変わってそれ以降は読まずじまい。そうですか結局未完のままだったんですね。50代とは若いね。

寝待月
2009年6月12日7:47

>マーロウさま
若いですよねぇ。
ずーっと読み続けていたファン(友人)は、あとがきでガンでの体調の善し悪しを知っていたようで、ある程度「未完かも」という覚悟はあったようです。

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