東京ディズニーランド(TDL)での心温まる実話を集めたとして出版され、発行50万部のベストセラーとなった「最後のパレード」(サンクチュアリ出版)の中に、別のはがき懸賞キャンペーンの入賞作と酷似した1編が収録されていることが20日、分かった。

 この書籍は、TDLを運営するオリエンタルランドで現場運営の責任者を務めてきた中村克さんが3月に出版。TDLでの「本当にあった心温まる話」として33編を収録している。

 問題となったのは「大きな白い温かい手」と題した1編。「小さな親切」はがきキャンペーン(「小さな親切」運動本部主催)で平成16年に日本郵政公社総裁賞を受けた女性の文章に酷似していた。着ぐるみのキャラクターが車いすの老人の背をなでて励ます内容。

 サンクチュアリ出版は「著者はインターネットで女性の手記を見つけ、それを参考にした。誠意を持って対応したい」と話している。
や、読んだことはないんですが、実話は実話でも、ディズニーランドは無関係だし参考文献はディズニー以外からもってきて、ディズニーのキャラクターに置き換えた物もあるのだそう。
問題の所は、すでに本として出版されていたものであるにもかかわらず、「特ダネ!」からの情報いわく、ネット上のあちこちに書き込まれていたから使ってもいいと著者+編集者共に判断したと出版社は釈明しているそうだ。
著作権を考えずに写真を無断でブログやホームページに使ったり、文章を無断で掲載したりすることの恐ろしさを見たような気がする。
気に入った詩を掲載したりするパターンが多いのだが、私も気をつけないと……どこで、そういったボケをかますか怖い話だ。

しかし、
>インターネットで女性の手記を見つけ、それを参考にした。
というのなら、手記を書いた女性に許可を取るべきで、黙って文章のほとんどが一語一句たがわない状況では、それは盗用以外の何ものでもないだろう。
しかも、
>TDLでの「本当にあった心温まる話」
と煽っておきながら、他から収集してきた話ってどうよ。
帯の煽り文句からして、看板に偽りありじゃねぇの?

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