大槻教授とムペンバ効果2

2008年8月2日覚書

J-CAST発Yahoo！ニュース掲載に続報があったので。

「水よりお湯早く凍る」論争沸騰　日本雪氷学会で本格議論へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080801-00000005-jct-sociより一部抜粋

　前野名誉教授はそのうえで、まな板ではお湯が早く凍ったとする大槻名誉教授の報告について、それはムペンバ効果が起こることを証明したと指摘した。

大槻教授としては、NHKのお湯の方が必ず先に凍ると誤解を与えるような番組のアオリは正しくないと言いたかったってことかな？
放送するなら前野教授の言葉を正しく伝えろと。
好意的に解釈すればだけど。
でも、お湯が先に凍った事実を再現しておきながら、無かった事にしてしまうのは、なかなかアッパレな根性だろう。
しかし、説明できない事象が発現したのにもかかわらず、偶然の産物だと一蹴してしまうのは学者としてやっていいものだろうか。
通常であれば、お湯が先に凍る事などありえないというのは一般常識みたいなモノではあるが、まれに条件が揃うとお湯の方が先に凍る場合があるって説を「ありえない」の一言で否定してしまっては、地動説を唱えていても説を宗教がらみで「ありえない」の一言で無視され続けたコペルニクスやガリレオへ行った仕打ちと同様ではなかろうか。