02月01日付 朝日新聞の報道「救えぬ失言 柳沢厚労相「産む機械」 首相が謝罪」へのコメント:
 安倍首相が国会で異例のおわびをし、「子どもを産む機械」発言の柳沢厚労相を守る姿勢を鮮明にした。閣僚にとどまれば国会審議に影響を及ぼし、選挙にもマイナスになる。一方で、辞任となれば政権が深い傷を負う。「前門の虎、後門の狼(おおかみ)」(ベテラン議員)という状況で、首相は退かない道を選んだ。だが、選挙を控えた参院議員を中心に辞任論は収まらない。首相の決断にもかかわらず辞任に追い込まれれば、政権そのものに深刻な打撃となる。与野党だけでなく、与党内の綱引きはなお続く。

■「辞任も続投も地獄」

 31日朝、首相と塩崎官房長官は手分けして、与党の幹部に電話をかけまくった。「ご迷惑をおかけしていますが、柳沢さんは閣内で頑張ってもらいたいと思います」

 官邸として柳沢氏を守る方針を伝え、与党内の調整を依頼したのだ。辞任要求は前夜から、野党だけで収まらなくなっていた。

 柳沢氏を守る道を選んだのは、辞任を受け入れれば一閣僚の交代にとどまらなくなる恐れがあるからだ。昨年9月の政権発足以降、首相は人事の失敗が続いた。12月には本間正明政府税調会長や佐田玄一郎行政改革担当相の不祥事が相次いで発覚し、ともに辞任に追い込まれた。2人目の閣僚辞任となれば「内閣が崩壊する」(厚労相経験者)との危機感が広がる。

 「閣僚の発言は重く、多くの女性の心を痛めたことに、私も深くおわびする」。首相は31日の参院本会議で「おわび」を繰り返し、頭を下げた。周辺は本会議後、記者団に「首相の謝罪はめったにないこと。その重みを受け止めてほしい」と幕引きを強調した。

 だが、守ることへの不安がないわけではない。厚労相が矢面に立つ厚生労働委員会には、社会保険庁改革関連法案や最低賃金法、パート労働法改正案などが山積みだ。柳沢氏が続投すれば審議がままならなくなり、軒並み継続審議に追い込まれる可能性が高いとの見方が政府内でも強い。

 昨年9月に63%あった内閣支持率も1月には39%まで落ちた。30%台は「危険水域」とも言われており、これ以上の支持率低下も大打撃だ。

 首相周辺はこう漏らした。「辞めさせるのも地獄だけど、辞めさせないのも地獄だな」

■「女性を敵に戦えぬ」

 自民、公明両党の幹事長、国対委員長らは31日朝、「本人はその場で気が付き、反省して謝っている。辞任の必要はない」と柳沢氏の続投を確認した。これで与党内は収まるはずだった。

 ところがこの後、参院自民党の矢野哲朗国対委員長が二階俊博国対委員長、塩崎官房長官に相次いで面会を求め、辞任を含めた対応を迫った。「首相の判断は受け止めるが、参院選にマイナスになるような国会運営はできない」

 参院自民党で辞任論が消えないのは「女性を敵に回して選挙を戦えるはずがない」(幹部)との懸念に加え、3年前の「トラウマ」があるからだ。参院での年金改革関連法案の強行採決をきっかけに批判が強まり、直後の参院選で敗北。野党が辞任を求めて審議拒否を貫いたら、04年の再現になるのでは……。

 ただ、首相がおわびまでしたにもかかわらず、柳沢氏を引きずりおろせば、政権を倒す引き金にもなりかねない。与党内にも「首相に波及して共倒れになる」(公明党幹部)との意識は広がっている。参院自民党幹部からも「首相が決断したんだから仕方ない。野党から言われて辞めるわけにもいかない」との意見も出ている。

 こうした中、与野党が熱い視線を注ぐのが、4日投開票の愛知県知事選と北九州市長選だ。ともに与野党対決型で、愛知県知事選は与党推薦候補が優位とみられてきた。だが、柳沢氏の失言問題で局面が変わる可能性があると、双方がみているのだ。

 「愛知で負けたら大変だ。負ける理由はこの件しかない」。参院自民党幹部はこう語り、勝てば続投容認、負ければ辞任やむなしという流れになるとの見方を示した。

■候補予定者も動揺

 参院選を半年後に控えた与党の新顔立候補予定者にも、動揺が広がっている。

 1月30日昼。三重選挙区から自民党公認で立候補予定の小野崎耕平さん(37)が地元の集会で、「少子化対策を何とかしたい」と訴えると、参加していた30代女性から厳しい声が返ってきた。

 「大臣の発言は不愉快。取り消したといっても、普段からそう思っているから出たんだろう」

 返す言葉がなかった。

 公明党の比例区立候補予定者の山本博司さん(52)が先月末、地元四国で開いたミニ集会でも、柳沢発言への批判が相次いだ。

 「常識では考えられない」「女性を侮辱するひどい発言だ」……。

 苦言を聞かされるたびに、ただうなずくしかなかった。「ああいう(発言が出る)体質の自民党に対して、公明党は言うべきことを言ってほしい」とも言われた。

 比例区から自民党公認で出馬する予定の石井みどりさん(57)は、辞任を求める声が上がっていることについて「当然でしょう」と言い切る。

 柳沢氏の地元静岡県の反応は複雑だ。自宅がある掛川市の40歳代の女性市議は「あの柳沢先生がと、びっくりした」。地元では「愛妻家」として知られているという。

 袋井市にある地元の事務所には、辞任を求める電話が十数本かかってきたという。党袋井支部長の藤城一英市議は「先生のお母さんは8人の子を大変な苦労をして育てた。そのことが頭のどこかにあり、女性に頑張って産んでほしいという思いが出たのではないか」とかばった。
たとえ、柳沢大臣の母親が8人の子供を苦労して育てようと、愛妻家であろうと、女性を「子を産む機械」などと、戦時中の「産めよ増やせよ」という半世紀以上も前の政策を彷彿とさせる発言をかましている時点で、考え方が古すぎであり、国民が求めているものを何一つ判ってないといえるのではないだろうか。
それで、野党が予算審議をボイコットなんていうのは、与党にいいようにされるだけなんで、やるだけ無意味ってことが、まるきり判っていない馬鹿ぞろいなところがトホホって感じだ。

ま、野党の馬鹿さ加減はおいておいて、柳沢大臣。
少子化だから、単純に産めよ増やせよでは、今の時代、女性は子供を産んではくれない。
子供を産んでも生活できないとか、育てていけないとかもあるだろうし、ニートが増えている昨今の現状を考えるに、子供を産んで育てても、その成長した子供が働く場がない、あるいは働いても生活できないなんてこともありうる訳だ。
国民年金だけでは生活するには、銭形金太郎という番組バリに徹底した貧乏生活でない限り、生活が不可能。あるいは、昔は当たり前な生活形態であった、子が親と同居し親の生活の面倒を見るというスタイルでなければならない。ババ抜き的結婚生活たる核家族化が定着した今では考えられないかもしれない。
ありとあらゆる面において、国に搾取される金が増え、ニートも増え、セレブリティな国会議員の特権優遇措置等が、大昔の交通の便が不便で裕福でなかった当時のまま改善されない。
国民に負担を強いるくせに、自分ら国会議員の特権(交通費は国の負担でタダとか、地方出身議員が住むは官舎などが格安あるいはタダで、そちらは、地元から出てきた支持者に貸したり、大学生の息子や娘の一人暮らしの場に提供したりして、個人で都内に別に住宅を所有している)手放したくないってありえんだろうが。けど、国会議員やセレブな人には、有りな話しなんだろうな。

ホワイトカラーエグゼンプションてのも、柳沢大臣が推進しているそうで、ウィキペディアなどを参考にしてもらえば判ると思うが、「ホワイトカラー労働者に対する労働時間規制を適用免除」ってのは、サービス残業を合法化する行為でしかない。
本来、部長以上の管理職は、一定の高収入が支払われるが残業しても残業代は出ないのが、給与の通例になっている。なのに、それ以下の労働者に対してまで、必要なのか?という疑問がある。
あと、健康管理は労働者に帰属するという過労死の合法化ともとれる意見もあるようだ。
消費税にしろ、郵政民営化にしろ、外国でも導入されているからといって導入しても、本来、食品は0.1%ならレストランでの食事は2%、車は10%とかなどのように、物によって消費税率を変えるべきところを、同率消費税であったり、民営の郵便局の視察先の国では公営と民営の双方が運用されていたにも関わらず、民営のみの推進であったりと、本来あるべき姿での運用がなされたことはない。今回のオワイトカラーエグゼンプションにしろ、国や経団連を構成する会長・社長の都合のいい部分のみを運用されるであろうことは、目に見えている。
こうやって、ますます生活が苦しくなりホームレスが増えても仕方のない状況を作り、単純に産めよ増やせよでは、ニート予備軍を増産するだけではないだろうか。
真に「美しい国日本」を作りたいのなら、まず、老人福祉の向上とか、失業者対策をどうにかするとか、器を整えるべきではないだろうか。

産む機械あつかいってナニサマ?と思う。
そもそも女は胎内に子を宿し育み産むけど、種は男からもらわないと妊娠しないんですけど。
男にえり好みしないで、性格が悪かろうと容姿に難があろうともヨメにもらって養い、子作りにはげめって言っとけ!
無精子症で子ができない場合だってあるんだから、子供が欲しい夫婦への不妊治療の費用も前面バックアップしてから、機械だの何だのと言ってもらいたい物だ。(暴言)
いっそのこと、ヨメに行ったら専業主婦すべし、ヨメが男ばりに稼ぐ場合は専業主夫も可ってことで法制化して、物価も40年くらい前までの価格まで下げないと無理かも。(更に暴言)

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