槇原敬之側が反撃「提訴も協議中」【スポニチ】
2006年10月20日 時事ニュース コメント (2)http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2006/10/20/04.html
素直に謝罪してしまえばよいものを、名誉毀損で訴えるだの、銀河鉄道という言葉は宮沢賢治からパクってるだのと言っているそうだ。
いや、それこそ、松本氏への名誉毀損だから!
止めといたほうがいいって!
槇原サン!!!
松本氏は、「銀河鉄道999」において、「銀河鉄道」という言葉を使うに当たって、宮沢賢治の遺族になる宮沢賢治の弟さんに使用許可をいただいているそうだ。
そして、松本氏自身、「銀河鉄道の夜」をモチーフに999を生み出したものであるということは明言しているし、出典元としてのクレジットもその時々に打ち出している。時には、使用許可を受けた宮沢賢治の弟さんの名前もクレジットしているようだ。
内容的には、銀河鉄道と言うスタイル以外は、松本氏のオリジナルと言っていい。オマージュともインスパイアされてできた作品とも言えるし、出典元を発表当初から隠していない&許可を受けていることから、槇原氏の所属事務所や、槇原氏のファンよる銀河鉄道は宮沢賢治のパクリというそしりは不当なものと言えるだろう。
松本氏は、知らずに耳に残っていたものを使ったのなら使ったで、本人の公的謝罪と歌詞への出典元としてのクレジットを入れることを要求しているだけであって、使ったから金をよこせとか言っているわけではない。
どちらが大人げが無くてケツの穴が小さいか、よく考えてみるべきだ。
著作物としての主張をしただけで、ケツの穴が小さい呼ばわりされては、世のクリエイターは皆ケツの穴が小さいのかと言いたい。
現在、漫画の著作権保護という点で言えば、音楽の著作権保護と比較すると、驚くほど低い。
ただでさえ、漫画家同士の盗作で、ストーリーが全く同じでコマ割がほぼ同じで、左右対称でほぼ同じなマンガで、違いは主人公が男か女かだけという物凄いパクリマンガであっても、本人がそんなマンガは知らないし読んだことはないといっているという、パクった側の漫画家が所属する出版社の、まるで今回の槇原氏の所属事務所と同じようなコメントを発していて、放置されていると言う現状がある。
倒産出版社が、漫画家からあずかった原稿をまんだらけなどの古書店に転売したなんていう事件もある。
漫画は常に、物まね手法の集大成とも言われるが、それでも個々の作家の個性と言うものがある。
作詞作曲家が生み出した歌がメシの種であれば、漫画家は描いた漫画がメシの種。つまり歌が知的財産だというのなら、作品として発表された漫画も知的財産となる。
そして、漫画が、ワンフレーズなりとも歌詞を記載するときは、JASRACにて許諾を受けるのに対し、歌詞が漫画からワンフレーズを抜き出して使用した場合に、知らぬ存ぜぬで通し、誰でも思いつくだの、キチガイだの、ケツの穴が小さいだのと罵倒され、保護されないと言うのは、どこかおかしくはないか?
日本漫画家協会にて、松本氏はそういった漫画家の著作権に関する強化を図る部署。つまり著作権部長という立場だ。
そういう立場にいる以上、自作品の盗用を見つけたのなら、声を大にして言わなければならないというのは、当然のことといえる。
ライオンキングのジャングル大帝パクリ疑惑のとき見せた、手塚側の寛容さを見習えとの一部声があるが、それゆえに、日本の漫画の著作権面におけるレベルの低さを嘆く声もあることを忘れてはいけない。
追加
宇宙戦艦ヤマトでの著作権裁判で敗訴したことを引き合いに出すものもいるが、あれは確かに、メカデザイン・キャラクターデザインにおいて松本氏が参加したことにより、当初のキャラクター名から古代進や森雪などの名前になったってこともあるだろう。しかし、ストーリー原案はSF作家の豊田有恒氏であることや、ヤマトそのものなどのアイディアなどは、松本氏が参加する以前からあったことなので、アニメの権利は西崎氏に、漫画の権利は松本氏にと、結果が松本氏の敗訴ではあっても、その内容的にはお互いの痛みわけで、漫画とアニメで明確にラインが引かれただけに過ぎない。
そのために、松本氏が思い描く宇宙戦艦ヤマトのアニメを作ることが不可能となったのだ。
反面、漫画の宇宙戦艦ヤマトは松本氏の著作権権利下にあるため、ヤマト・ハーロック・エメラルダス・999などを一つに繋ぐ、壮大な物語を描くことを実現させるには、新たなヤマトの設定が必要となり、かつて描いた宇宙戦艦ヤマトから新たに派生する漫画を描かなくてはならず、それに伴い、思い描くストーリーのヤマトの漫画を描き、思い描くストーリーの新たなヤマトのアニメーション製作を可能としたのだ。
昔から、同じ宇宙戦艦ヤマトのファンの間でも、アニメの宇宙戦艦ヤマト=松本零士のアニメと誤認されがちであるが、企画当初の設定資料集のイメージ画や、キャラクター設定画の変遷などを集めた、設定資料集などやファンブックなどを良く読む人だと、ヤマトにおける裁判結果は、さもありなんと納得するものである。個人的には、漫画の宇宙戦艦ヤマトも西崎氏の権利?それとも松本氏の権利?で困って、どの辺で著作権が分かれるか、法的に明確に線引きさせるのが目的で、裁判を起こしたんじゃないかと疑ってみたりしている。(かんぐりすぎか/苦笑)
漫画家の松本零士氏(68)が「銀河鉄道999」のフレーズを盗作されたとして歌手の槇原敬之(37)に抗議している問題で、松本氏は19日も「本人が謝罪してほしい」と繰り返した。槇原の所属事務所が「銀河鉄道というタイトルも先人がつくった言葉」としたことに対しては「開き直り。勝手にしてくれ」とあきれ気味。法的手段については「今のところ訴えるつもりはない」とした。昨日に引き続き、パクリネタでスマヌ。
槇原の事務所では一方的に週刊誌上で非難されたこともあり、名誉棄損を含めた法的手段について「現在、弁護士と協議中」。ただ「大ごとにはしたくない」ともしており、泥仕合は避けたい考え。
[ 2006年10月20日付 紙面記事 ]
素直に謝罪してしまえばよいものを、名誉毀損で訴えるだの、銀河鉄道という言葉は宮沢賢治からパクってるだのと言っているそうだ。
いや、それこそ、松本氏への名誉毀損だから!
止めといたほうがいいって!
槇原サン!!!
松本氏は、「銀河鉄道999」において、「銀河鉄道」という言葉を使うに当たって、宮沢賢治の遺族になる宮沢賢治の弟さんに使用許可をいただいているそうだ。
そして、松本氏自身、「銀河鉄道の夜」をモチーフに999を生み出したものであるということは明言しているし、出典元としてのクレジットもその時々に打ち出している。時には、使用許可を受けた宮沢賢治の弟さんの名前もクレジットしているようだ。
内容的には、銀河鉄道と言うスタイル以外は、松本氏のオリジナルと言っていい。オマージュともインスパイアされてできた作品とも言えるし、出典元を発表当初から隠していない&許可を受けていることから、槇原氏の所属事務所や、槇原氏のファンよる銀河鉄道は宮沢賢治のパクリというそしりは不当なものと言えるだろう。
松本氏は、知らずに耳に残っていたものを使ったのなら使ったで、本人の公的謝罪と歌詞への出典元としてのクレジットを入れることを要求しているだけであって、使ったから金をよこせとか言っているわけではない。
どちらが大人げが無くてケツの穴が小さいか、よく考えてみるべきだ。
著作物としての主張をしただけで、ケツの穴が小さい呼ばわりされては、世のクリエイターは皆ケツの穴が小さいのかと言いたい。
現在、漫画の著作権保護という点で言えば、音楽の著作権保護と比較すると、驚くほど低い。
ただでさえ、漫画家同士の盗作で、ストーリーが全く同じでコマ割がほぼ同じで、左右対称でほぼ同じなマンガで、違いは主人公が男か女かだけという物凄いパクリマンガであっても、本人がそんなマンガは知らないし読んだことはないといっているという、パクった側の漫画家が所属する出版社の、まるで今回の槇原氏の所属事務所と同じようなコメントを発していて、放置されていると言う現状がある。
倒産出版社が、漫画家からあずかった原稿をまんだらけなどの古書店に転売したなんていう事件もある。
漫画は常に、物まね手法の集大成とも言われるが、それでも個々の作家の個性と言うものがある。
作詞作曲家が生み出した歌がメシの種であれば、漫画家は描いた漫画がメシの種。つまり歌が知的財産だというのなら、作品として発表された漫画も知的財産となる。
そして、漫画が、ワンフレーズなりとも歌詞を記載するときは、JASRACにて許諾を受けるのに対し、歌詞が漫画からワンフレーズを抜き出して使用した場合に、知らぬ存ぜぬで通し、誰でも思いつくだの、キチガイだの、ケツの穴が小さいだのと罵倒され、保護されないと言うのは、どこかおかしくはないか?
日本漫画家協会にて、松本氏はそういった漫画家の著作権に関する強化を図る部署。つまり著作権部長という立場だ。
そういう立場にいる以上、自作品の盗用を見つけたのなら、声を大にして言わなければならないというのは、当然のことといえる。
ライオンキングのジャングル大帝パクリ疑惑のとき見せた、手塚側の寛容さを見習えとの一部声があるが、それゆえに、日本の漫画の著作権面におけるレベルの低さを嘆く声もあることを忘れてはいけない。
追加
宇宙戦艦ヤマトでの著作権裁判で敗訴したことを引き合いに出すものもいるが、あれは確かに、メカデザイン・キャラクターデザインにおいて松本氏が参加したことにより、当初のキャラクター名から古代進や森雪などの名前になったってこともあるだろう。しかし、ストーリー原案はSF作家の豊田有恒氏であることや、ヤマトそのものなどのアイディアなどは、松本氏が参加する以前からあったことなので、アニメの権利は西崎氏に、漫画の権利は松本氏にと、結果が松本氏の敗訴ではあっても、その内容的にはお互いの痛みわけで、漫画とアニメで明確にラインが引かれただけに過ぎない。
そのために、松本氏が思い描く宇宙戦艦ヤマトのアニメを作ることが不可能となったのだ。
反面、漫画の宇宙戦艦ヤマトは松本氏の著作権権利下にあるため、ヤマト・ハーロック・エメラルダス・999などを一つに繋ぐ、壮大な物語を描くことを実現させるには、新たなヤマトの設定が必要となり、かつて描いた宇宙戦艦ヤマトから新たに派生する漫画を描かなくてはならず、それに伴い、思い描くストーリーのヤマトの漫画を描き、思い描くストーリーの新たなヤマトのアニメーション製作を可能としたのだ。
昔から、同じ宇宙戦艦ヤマトのファンの間でも、アニメの宇宙戦艦ヤマト=松本零士のアニメと誤認されがちであるが、企画当初の設定資料集のイメージ画や、キャラクター設定画の変遷などを集めた、設定資料集などやファンブックなどを良く読む人だと、ヤマトにおける裁判結果は、さもありなんと納得するものである。個人的には、漫画の宇宙戦艦ヤマトも西崎氏の権利?それとも松本氏の権利?で困って、どの辺で著作権が分かれるか、法的に明確に線引きさせるのが目的で、裁判を起こしたんじゃないかと疑ってみたりしている。(かんぐりすぎか/苦笑)
コメント
知らないということは、一種の罪だなあと感じました。
私の考えは、昨日の日記に書いたのと全然変わらないのですが、
(腐ってもファン…)
でもこちらの日記を読んで、知らないことを教えてもらいました。
あと、寝待月さんとは違った意味で、槇原さんに訴訟はやめていただきたい…。
いらっしゃいませ。
ファンとして、思うことは間違ってはいないですよ(^_^)
ホントに、松本氏がNHKなどの宇宙開発関連の番組で再三行っているフレーズであろうと、興味が無くて見ていなければ、当然、知らないことなんですから。
ただ、私は、槇原氏の歌が好きで、無類の宇宙物好きで、その延長線上に松本氏の漫画やアニメが好きという、どっちも好きという位置にいるために、知っていたに過ぎません。
槇原氏の歌が好きだからこそ、本当に知らずに使ったにしろ、なんとなく知っていたけど出典元を知らなかったよと言うのであるにしろ、槇原氏の口で、公式に事情説明をし、謝罪なり釈明なりをするべきと思っています。
もし、松本氏への誤解のひとつでも解けたのなら、記事を書いた甲斐があったということでしょうかね(^_^;)
頑張って、槇原氏の応援をしてあげてください。