八犬伝−東方八犬異聞−　1・2巻

2006年5月24日読書

（1）コミックあべ美幸冬水社 2005/10/20 ￥550

http://www.tosuisha.co.jp/coner/saishin/comics/hakkenden01m.htm

5年前に焼失した大塚村の生き残りである信乃と荘介は、魔に通じる不思議な能力を持つ。ある日、2人の力に目をつけた教会本部から召喚状が届き!?

（2）コミックあべ美幸冬水社 2006/03/20 ￥550

http://www.tosuisha.co.jp/coner/saishin/comics/hakkenden02m.htm

信乃達の窮地を救った犬神憑きの里見莉芳。5年の沈黙を破り動き始めた里見の真意に信乃達は…!? 一方、帝都では妖を喰らう鬼が出没し!?

曲亭（滝沢）馬琴の南総里見八犬伝をベースに明治・大正っぽい世界観で描かれているワケなんですが、面白いです。
カラスに変幻する妖刀「村雨」と欠食児童のような犬塚信乃や、信乃を甘やかしているんだかなんだか微妙な犬川荘助、身体にいいという薬草などでゲロマズなお茶を入れたりする健康オタクの浜路とか、他にも犬山道節に犬飼現八に犬田小文吾もすでに出ており、信乃＝村雨憑き、荘助＝四白（信乃の飼い犬）憑き、道節＝雪姫憑き、現八＆小文吾＝鬼憑きというラインナップ。
いろいろあって、現八がちょっと変なヒトになってますが、これがまた可笑しい。

いち★ラキ7月号では、信乃を抱っこする荘助に「それ、オレにも抱かせろ」と現八が言って、小文吾があせって引き止めてたりね。
現八ってば、信乃がお気に入りらしい。顔が好みだとも、男なら他の男の子供を孕む心配が無いだのと発言しているあたり、ちょっとヤバイ意味でのお気に入り？(^_^;)