電話のマナー

子供の頃。
ようやく、一般家庭にも電話が普及しはじめたかなー？って感じの時代。
「10回コールして出なければ留守か簡単に出られないところにいるということなので改めてかけ直す事」「電話が繋がったら、まず、自分が名乗ること」「間違い電話をしないように、電話番号を確認する」などなど、電話をかける上でのマナーというかルールみたいなものがあった。
携帯電話の普及のせいなのか、タダ単にモラルが低下しているだけなのか、これらのことが守られているのは、珍しくなってきた。
「○○と言いますが、××さんのお宅でしょうか？」
「○○と言いますが、△△商事でしょうか？」
電話をかけて、どうしてコレだけのことが言えないのか不思議である。ま、相手が電話に出る場合「はい、××です」「はい、△△商事です」と名乗るのが普通なので、「〜でしょうか」という確認する言葉は省略されるだろうが、誰であるかは名乗るべきと思う。
最近、会社にかかってくる電話も、名乗らないものが多い。
いきなり「オタクでミニチュアホース飼っているよね？いくらぐらいするの？」「スノーモービルに乗りたいんで、○日に営業していますか？」ってのは、無いんじゃないか？問合せ電話だから我慢して、はいはいって返事して答えているけれども、かなり失礼である。
ひどいのは、企業の電話である。
「社長さん、いらっしゃいますか？」「××さん、いらっしゃいますか？」と、取次ぎを依頼するのに、いきなり名指し。
あんた誰よ！って感じだ。この記事を書く直前の電話では、いきなり「社長さんいらっしゃいますか？」ときたもんで、「どちら様でしょうか？」と切り替えして、初めてロプロ（旧：日栄）の営業電話であると判ったくらいである。
社名を名乗れないような、恥ずかしい商売しているんですかね？
クレジットカード会社やマルチ商法の勧誘なんかも名乗りませんね。
「どちら様でしょうか？」「どのようなご用件でしょうか？」と聞いても、個人名は言っても会社名は言わないし、用件も言わない。ま、借金取り電話だったら用件は言わないだろうケド。
中には、「同級生です」だの「プライベートなことなので」と言ってくる。
「こちらは会社で業務中ですので、プライベートでしたら、携帯か自宅にお願いします」
こう切り替えされても、文句は言えまい。言う権利すらない。
そもそも、電話をかけて名乗らずに居て、「どちらさまでしょうか？」などと聞かれてしまうこと自体、恥ずかしいことだ。

電話をかけたら、まず、自分が誰であるか名乗りましょう。