銀河英雄伝説 DVD-BOX SET1

DVD 徳間書店 / ハピネット・ピクチャーズ
2003/10/23 ￥50，925

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田中芳樹の大長編スペースオペラ小説を原作に、1988年から97年にかけて全4期110話のオリジナルビデオと、劇場版3作、外伝8作の大河ドラマとして製作されたアニメーションシリーズ。宇宙歴796年にして帝国歴489年。人類は宇宙に進出し、巨大な文明を築いていたが、決して統一されていたわけではなかった。専制国家である銀河帝国、そして民主共和制の自由惑星連盟。広大な銀河を舞台に、二手にわかれた人類による戦争は150年にも渡って繰り広げられながら、なおも決着がついていない。だが、帝国側にラインハルト、連盟側にヤンという2人の人間が現れることで、膠着状態に陥っていた戦争は大きな動きを見せ始める。長期に渡るリリースだったために生じたイメージの違いを解消するため、DVD化にあたって大幅にリテイクされているのが嬉しい。（田中 元）

銀河英雄伝説は、田中芳樹原作の名作。
絵柄は好きじゃないんですがね。
そう言いつつ、初回の2期シリーズまでならビデオ持ってます。3期と4期が出ているのは知っていたんですが、1期と2期が廉価版が出たので、3期4期も廉価版が出るだろうと期待して待っていて、結局、出ずじまいで買い損ねたという。
そのうちDVDも出ましたが、当時、DVDプレーヤーを持っていなかったのと、1期分だけで5万円強の価格に、さすがに買えないと思って泣く泣くあきらめたという。ファン失格かもしれんが、4セットで20万はさすがにカンベンして欲しいものがある。
内容は、ヤン艦隊のメンバーやヤン・ウェンリー、ビュコック提督らの台詞には、民主政治のありようの理想を語らせていると言われればソレまでだが、強者の理論を展開する、小泉首相や小泉チルドレンなどと祭り上げられて浮かれている馬鹿エリート議員に聞かせてやりたいものがある。
また反面、専制君主制の帝国側からをも描くことで、生まれながらの敗者から己の才覚によって、勝者となる一握りの可能性をも見る。ま、貧乏であれば、人一倍以上の努力で持って、頑張ればいいことだというタテマエをエリートに言わしめる隙が無くも無い。
色々と考えてしまうのが、この銀河英雄伝説であるがゆえんかもしれない。