札幌でも構造計算書偽造、疑惑物件は33棟 [日刊スポーツ]
2006年3月7日 時事ニュース
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-060307-0017.htmlラジオのニュース曰く、この確認申請の検査をしたのは日本ERIだとか。
札幌市は7日、市内の浅沼良一2級建築士（47）が構造設計したマンション5棟の構造計算書を偽造していたことを確認したと発表した。ほかにも札幌市を中心に28棟で偽造したことを認めており、日本建築構造技術者協会（JSCA）に委託し、検証を進めている。
既に分譲され入居している物件もあるが、緊急に退去が必要とされる耐震基準0・5を下回る物件はなく、市は「現段階で物件名は公表しない」としている。
最終的な検証結果が出て耐震基準を下回っている物件があれば、補強工事など是正を勧告する方針。同時に入居者に通知し、公表する。
浅沼建築士は市の調査に対し「耐震壁を多く配置するなど努力したが、思うような計算結果にならなかった物件について、03年ごろから構造耐力の数値を割り増ししていた」と話している。また「元請け設計会社からの指示や圧力はなかった」といい、札幌市は姉歯秀次元1級建築士のように経済性のために鉄筋量を減らそうとした偽装とは違うとしている。
浅沼建築士は96年から構造計算業務を始め、複数の設計会社の下請けとして構造計算を請け負っていた。これまでに北海道内で112棟に関与、建築主には大手不動産会社もあった。道外では仕事していなかった。
札幌市内の79棟中、33棟で構造計算書の偽造を認めた。このうち北海道電力グループが建設した2棟では耐震基準1・0を下回っていたことが分かり、入居予定者と契約解除の手続きを取っている。
［2006/3/7/14:39］
まぁ、看板に一級建築士とあっても、実際に作業するのは部下の二級建築士や無資格の者なんですがね。
この建築士さんは下請けでやっていたとか、不動産会社の看板を借りて営業していたとか言われています。
まぁ、北海道ということもあって、変に数字をいじりすぎて、雪の重みで建物が潰れてはシャレにならないので、建て替えをしなければならないとか、補強工事をしなければならないとか、そこまでは酷い偽装ではないらしいですが、偽装は偽装ですからね。
阪神淡路大震災の時に話題になった活断層。
札幌近郊の市町村に思いっきり走ってます（そういう意味では、旭川も同じだけど）。
ちうことは、直下型のそこそこでかい地震がきてもおかしくないかもかも。ってことで、世の日本の建築士諸君。地震大国ニッポンなんだから、耐震設計の構造計算を手ぇ抜くな！バカモノが！
活断層マップ
NPO法人 大気イオン地震予測研究会e-PISCO
http://www.e-pisco.jp/index.html
http://www.e-pisco.jp/equake/index.html
地震調査研究推進本部
http://www.jishin.go.jp/main/index.html
地震調査研究推進本部：日本の地震防災 活断層
http://www.jishin.go.jp/main/katsudanso/index.htm
※看板を借りるとは、実際にその会社に所属してはいないが、会社の名前を借りて名乗り、当の会社には名義料ないし看板料として、売上の一部を納める。会社が、実際には所属していない有資格者の名前を借りて営業をする、名義貸しの逆バージョンである。
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