今は戦前？戦後？

そう問うドキュメンタリーを、深夜にやっていた。
Web毎日新聞にて、発信箱というカテゴリの記事を見た。
http://www.mainichi-msn.co.jp/eye/hassinbako/

どのツラ下げて…　山田孝男（編集局）
　毎日新聞西部本社（北九州市）が発行した1945年8月16日付朝刊は1面の一部と2面が真っ白だった。当時の新聞は表裏2ページしかない。前日まで焦土決戦をあおった揚げ句、「国民も今日から転換するのだなどと、どのツラ下げて言えた義理か」という高杉孝二郎編集局長の判断で終戦勅語と行政告示しか載せなかった。彼はまもなく社を去った（毎日新聞130年史）。

　検察の尻馬に乗った鈴木宗男バッシングを競いながら、今や彼を評論家としてもてはやすメディア。前日までホリエモンをもてはやしながら、検察次第で怒とうの堀江たたきに走るメディア。むかし軍部追従、いま検察追従で、変わらぬものといえば俗論迎合の卑しさしかないおまえが、どのツラ下げて明日を語り、針路を説くのか。そう感じている読者が少なくないと思う。

　小泉純一郎首相はホリエモン選挙に肩入れした責任を問われて「批判は甘んじて受けるが、メディアはどうなのか」と切り返した。「新聞批判は甘んじて受けるが、テレビ、週刊誌こそ」と言ってしまいがちな私どもと似ている。

　いまや政治に対する観察者、批判者であるという以上に、政治権力を生み出す装置となった感のあるメディア。その無節操な暴走癖、過剰な存在感・圧迫感と加害性を省みず、「悪いのはオレではない」と逃げ腰の醜さが読者の失望を誘っているようだ。どうにも旗色が悪いが、毎日新聞は署名記事を原則にしている。だから許せとは言わない。白紙の新聞を出す予定はないが、それを出した先達の存在を肝に銘じて進みたい。

毎日新聞　2006年1月30日　0時13分

戦前・戦中における特別高等警察。いわゆる特高と呼ばれていた特殊な警察組織があった。主に天皇親政を敷いていた日本において、あい反する思想である社会主義・共産主義を取り締まっていたわけだが、治安維持法の名の下に戦中においては、戦争反対の言葉をも弾圧し、国賊・非国民のレッテルを貼り、最悪、捕まれば死を覚悟しなければならないほど苛烈な取調べを行っていた組織である。
詳しい解説は、Wikipediaの特別高等警察（http://ja.wikipedia.org/wiki/％E7％89％B9％E5％88％A5％E9％AB％98％E7％AD％89％E8％AD％A6％E5％AF％9F）の項目に譲るとして、この第二次世界大戦終戦後、GHQにより解体されたこの組織に関わった官僚たちは、一度は公職追放されたものの、後に警視庁や公安調査庁などの上級幹部として復職したというのだからオドロキである。
すなわち、いまだに、特高のやりくちが、警察内部に連綿と受け継がれている可能性を示唆しているのではないだろうか。
引用してきた上記の記事にもあるように、小泉劇場だのホリエモンだのともてはやすときはもてはやし、検察に逮捕となれば手のひらを返したように、堀江氏や鈴木宗雄元議員や辻本清美元議員などのように、総力をあげて叩きまくる。
そもそも、刺客だなどと、小泉氏の間違った意向を正しいと肯定しないものを放逐するための、ただの無礼討ち要員を持ち上げること事態おかしな話だとは思わないのだろうか？
日本は今。第二次世界大戦以前に逆戻りしようとしている。
靖国神社参拝を批判する中国・韓国・北朝鮮などは、ほとんど内政干渉の域だと思うには思うが、道路公団の解体をはじめとする改革の数々は、とりあえずはやった。しかし腰砕けという構図であるし、今取りざたされている年金のほとんどを国の税金で補填していて積立金以上に支払われている議員年金の廃止も、結局の所、体面だけの改革で終わりそうである。国会議員の年金は、ほかの国民と同じように、国民年金であるべきではないだろうか？
スウェーデンあたりなどは、20％以上の消費税を徴取しているが、その代わり、子供の養育費は全面的に無料。老齢年金にしても、老人が安心して暮らせるようにそれ相応の制度が敷かれているという。現在は、破綻しつつあると言われているが……。
比べて、日本はどうだろう。子供の養育費は、これでもかというくらいかかる。学校のみならず、お受験などで塾に通わせたりしているから尚更なのだが、とにかくかかる。学校なども、公立の「ゆとり教育」に不安を抱く親達の心理を反映したように、私立へのお受験があり、通学となると、私立は私立なりに授業料は高い。子供服だって、ブランド物を着せたりする馬鹿親がいるから、これまたかかるだろう。1980円のTシャツ一枚買っても、安い分、ダメになるのが早いから、そういった方面で金がかかる場合もある。
とにかく金がかかるから、専業主婦で旦那の稼ぎだけで食べていこうと思ったら、旦那に過労死するくらいまで頑張ってもらわにゃならん。
共働きするには、気軽に産み育てる環境にない。大会社になると、徐々に増えているようだが。
ジジィやババァになって、仕事が出来なくなって、さぁ年金生活vなんて思っても、国民年金を40年フルに払って7万円強。免除だのなんだので減額支払いしていて5万円弱。フザケルナ！
食べていけるかバカヤローである。
これで、厚生年金を掛けている期間がいくらかあれば、その分、じみーにUPする程度。1番ウマーなのは、就職して退職する60歳まで、びっちり切れることなく厚生年金を掛けきったひとが、一番受給年金額が高いという。
国民年金も、せめて、国会議員の議員年金ばりに補助して、受給金額UPしてくれんかな。無理か、貧乏だから。
っちゅーわけで、諸外国並みに消費税をUPしても、商品によるランダム設定は、ほとんど希望なし。その辺は、財務省の言質とってますんで、間違いないです。（メールによる突撃問合せした奴/爆）
国民から搾り取れるだけ搾り取っておいて、少子化が問題だなんて、ちゃんちゃらおかしーわ！子育てできる環境（金を含めて）にないし、子供が育っても働く場所ないし、かといって年寄りだって働かないと食べていけないもの、どうするつもり？と問い続けても、自民党からは何一つ返事は来ない。
小泉首相の改革の言葉で目くらましして、結局の所、自民党をはじめとする政党や議員、その周辺が困らないようにたち振舞う行動がその答えだと見ているが、それでも、小泉首相を押しますか？

憲法第九条すら改正されようとしている今。

日本は戦前です。

あなたにとって、今の日本は戦前ですか？戦後ですか？