平太郎独白録
(http://blog.goo.ne.jp/heita2000/e/f1bccaf1daf6fc3572ddc5b534d65c44)というとあるブログに書いてあったこと。
地方の工業高校卒で設計士(資格を取ることで2級建築士、1級建築士と呼ばれる設計士となる)として東京の中小企業に勤め、建築設計事務所を独立開業するというのは、大変なことなのだそうだ。
しかし、1級建築士というものの重みは、高卒と大卒では違うように思う。
高卒では、3年以上の実務経験で2級建築士をとり、2級建築士として4年以上の実務経験で1級建築士を取ることが出来る。
ストレートにいって最短で19歳になる年に就職、22歳になる年に2級、27歳になる年に1級となる。
大卒(4年制限定)はどうかとなるが、工業高校よりそれなりに高度な勉強をするにしても、実務経験2年以上で1級建築士を取ることができる。
ストレートで、23歳になる年に卒業、就職。25歳になる年に1級建築士がとれるということになる。
圧倒的な経験値の差が発生するわけだ。しかも、大卒のほうが2年早く1級の受験資格を得ることが出来る。
知識だけあって、ロクな経験値のないワカゾーが、1級建築士でございとやっていたら……かなり怖いかもしれない。
その分、工業高校卒で、下っ端ながらも、実際に建てる建築物を何枚も書いて地道に経験値を稼いでいるほうが、なんぼかマシに思えてくるから余計怖い。
もし、建築確認審査機関に指定されている会社が、その経験値の低い1級建築士の集まりだったら、今回騒がれているような、偽造を見抜けなくても不思議ではないのかもしれない。
先日の20数年構造設計をやってきた建築設計事務所社長が見抜いた、姉歯1級建築士の構造計算捏造という内容の記事から感じたことも書いてみました。
あくまでもストレートに資格を取っていって、25歳なだけで、世間の大卒1級建築士が皆25歳で資格取得しているとは限らないです。落ちて落ちて落ちまくって、ようやく取る人もいるので、経験値はしこたまあるぞーという大卒1級建築士もちゃんといます。
信頼に足る設計士かどうか、見分けるのは大変です。
一戸建て住宅やマンションは、一生に一度の大きな買物ですので、念には念をとやりたければ、住宅の場合は、第三者の1級建築士に設計図を検査してもらう。中古マンションを買う場合は、第三者の1級建築士に調査してもらう。設計図が手に入れば、設計図を検査してもらう。新築の分譲マンションだと、建築中に分譲が始まるので、調査のしようがないかもしれませんが、これもまた、調査できるものなら調査してもらったほうが良いでしょう。
(http://blog.goo.ne.jp/heita2000/e/f1bccaf1daf6fc3572ddc5b534d65c44)というとあるブログに書いてあったこと。
地方の工業高校卒で設計士(資格を取ることで2級建築士、1級建築士と呼ばれる設計士となる)として東京の中小企業に勤め、建築設計事務所を独立開業するというのは、大変なことなのだそうだ。
しかし、1級建築士というものの重みは、高卒と大卒では違うように思う。
高卒では、3年以上の実務経験で2級建築士をとり、2級建築士として4年以上の実務経験で1級建築士を取ることが出来る。
ストレートにいって最短で19歳になる年に就職、22歳になる年に2級、27歳になる年に1級となる。
大卒(4年制限定)はどうかとなるが、工業高校よりそれなりに高度な勉強をするにしても、実務経験2年以上で1級建築士を取ることができる。
ストレートで、23歳になる年に卒業、就職。25歳になる年に1級建築士がとれるということになる。
圧倒的な経験値の差が発生するわけだ。しかも、大卒のほうが2年早く1級の受験資格を得ることが出来る。
知識だけあって、ロクな経験値のないワカゾーが、1級建築士でございとやっていたら……かなり怖いかもしれない。
その分、工業高校卒で、下っ端ながらも、実際に建てる建築物を何枚も書いて地道に経験値を稼いでいるほうが、なんぼかマシに思えてくるから余計怖い。
もし、建築確認審査機関に指定されている会社が、その経験値の低い1級建築士の集まりだったら、今回騒がれているような、偽造を見抜けなくても不思議ではないのかもしれない。
先日の20数年構造設計をやってきた建築設計事務所社長が見抜いた、姉歯1級建築士の構造計算捏造という内容の記事から感じたことも書いてみました。
あくまでもストレートに資格を取っていって、25歳なだけで、世間の大卒1級建築士が皆25歳で資格取得しているとは限らないです。落ちて落ちて落ちまくって、ようやく取る人もいるので、経験値はしこたまあるぞーという大卒1級建築士もちゃんといます。
信頼に足る設計士かどうか、見分けるのは大変です。
一戸建て住宅やマンションは、一生に一度の大きな買物ですので、念には念をとやりたければ、住宅の場合は、第三者の1級建築士に設計図を検査してもらう。中古マンションを買う場合は、第三者の1級建築士に調査してもらう。設計図が手に入れば、設計図を検査してもらう。新築の分譲マンションだと、建築中に分譲が始まるので、調査のしようがないかもしれませんが、これもまた、調査できるものなら調査してもらったほうが良いでしょう。
コメント
仰るとおりで、建築士というものの資格は、かなり、硬直化・・・というよりも、形骸化と言ってもいいような部分があります。
実務経験を問われるときも、かなり、形式的でまるで実務経験のない人でもどうにでもなるなと感じたことがあります。
初コメです。うれしーv
そうです。へいたろうさんの書かれることに、思わず何度もうなずいてしまいます。
TBをいただいた12月1日の記事にも書きましたが、事実、実務経験がなくとも、経験のでっちあげと建設会社ないし設計事務所など建築関係の会社の証明さえあれば、ずーっと事務しかやってこなかったお姉さんやお兄さんでも受験できてしまうんですよ。あと、試験対策用予備校に通えばばっちりです。
しかし、それで合格して資格をとっても、試験のために勉強したことしか知識にないので大変怖いコトになります。
どこかで、実務の正誤判定できればいいのになぁと思うことありmすが、ムリですね。きっと^^;