アジアの真実というブログの「「女系天皇」容認という問題の意味を考える 〜2600年の歴史を鑑みて〜」
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最初、コメント欄に書いていたのだが、だらだら長くなってしまったので、こっちでつぶやいてみる。

単純で乱暴な手法ではありますが、あくまでも男系たるY染色体ってのが大事というのなら、愛子内親王殿下の伴侶は、皇族のY染色体を持つ、終戦後(でしたっけ?)皇統から外された家系の男子以外認めないってことで、今から婚約者でもあてがっておいて、最終的には結婚させてしまえば皇統のY染色体は戻りますよね。

それはさておき、現実問題として、現在の皇族には、皇統を継ぐべき男系男子の最年少は秋篠宮文仁親王殿下であり、各宮家も含め、内親王殿下や女王殿下ばかりです。そのため、宮家にすらなれなかった傍流を探し出して、皇籍復帰だの養子に向かえるだのと、男系男子に拘る方々は言っているわけですが、それが本当に現実的と言えるのでしょうか。
頼みの綱の傍流にも男子がいなかったら?(その場合、最初にあげた婚約者ネタも使えないですね^^;)
親王殿下がお生まれになるまで、皇太子・皇太子妃両殿下にもう1人・2人ほど頑張っていただきますか?
それとも、この平成の世に皇統を継ぐ男子を産めよと年若い側室でもあてがいますか?
皇室がどうでも良いとは言いませんが、男系の男子にこだわっていても、遠からず断絶するのではないでしょうか。女系に移ることで遺伝学的に断絶するか、跡を継ぐべき男子を失って、家名もろとも断絶するかでしょう。
男系男子を得る為に、皇籍復帰させて新たな宮家を創設なんて簡単に言っても、それらを復帰させてさまざまな行事などの活動するための費用は、我々の税金から出るってことも忘れないでもらいたいです。
そういったさまざまな要因から、女系天皇も仕方の無い流れかなと思います。

あと、蛇足ながら、一般人と愛子内親王殿下が結婚すると、天皇家には無かった姓が生じると思っている人もいるようですが……民間人であれば夫または妻の姓を名乗るべしと、民法750条で決まってます。つまり、女の子ばかりで「後継ぎがいなくなるじゃないか!嫁にはやらん!婿養子としてなら結婚を許す」という古めかしいお家のお嬢さんと、「婿養子でもいい!結婚したいです」で結婚する場合、婿養子として相手の家に入りますので、男性の方が姓が変わるんですよ。それを例にたとえるなら、将来、天皇になることが決まっている内親王殿下と結婚する場合は、天皇家へ婿養子に入るので、男性が姓を失うことになるので、天皇家に姓が生じることは無いです。皇籍に入るってことは、そういうことなんです。

結構、くだらないことをたらたら書きましたが、これにて、件のブログ記事へのコメントとさせていただきます。


補足
件のブログ記事にトラックバックを打ってみましたが、やはりライブドアブログに拒絶されている模様。orz

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