DVD ワーナー・ホーム・ビデオ
2005/04/22 ¥1,500
実写版「火垂るの墓」を見ました。
日本テレビ:火サスの後釜番組「DRAMA COMPLEX」第一弾がコレってのも狙ってるんですかね。
終戦60年目であるというのも狙ってるんでしょう。
アニメの時も泣きましたがね。ドラマでもやっぱり泣きました。
ええ、泣きましたとも。
主人公の少年・セイタは、海軍軍人の息子としての生き方しか知らなかったし、それ以外の生き方を知ろうともしなかったし、それが、父の行方も知らず、母を空襲で亡くして兄妹2人きりの孤児となった時、疎開先であった叔母の家にそのまま世話になることになった時、セイタの生き方は諸刃の剣となって、彼自身に返っていったのだと思う。
あの時代、誰もが生きるのびるのに必死だった。
だから、海軍軍人の息子としての彼の純真な言葉は、戦争で夫を亡くして悲しみに暮れる叔母には刺となったのだろう。
叔母は確かに正しいことを言っている。だからといって、あからさまに区別していいというものではない。そう思うのは、そういう場面に直面していない暢気さからだというのは分かっている。切羽詰った状況下では、ああいうこともありうるのだろう。
叔母の言葉を受け入れることの出来なかったセイタは、畑仕事を手伝って作物を報酬としてもらったりなどして叔母を見返すことも無く、無謀で過酷な暮らしへと妹と共に飛び込むのであるが、その先にあるのは悲劇しかない。
アニメでは、セツコが死に、その亡骸を荼毘に付した後、セイタは駅で永の眠りにつき、幻想的な蛍火にセイタとセツコが手を繋いで歩き去っていくという場面で終わっていた。完全にセイタとセツコの視点からに特化されていたので、叔母の言動・行動は意地悪なままである。大人でなければ、その奥の真意まで読み取るのは難しいだろう。
ドラマは、もう少し噛み砕いた感じに仕上がっていて、叔母へのフォローがなされていた。
視点が叔母の長女からであったからなしえたものかもしれない。
ま、見終わって、少し落ちついてきたから書けるんであって、見てる最中は、そんなもん考えるどころじゃなく、ぽろぽろ泣きまくってましたよ。滅多にドラマだとかで泣かないのにー!ある意味くやしー!
2005/04/22 ¥1,500
Amazon.co.jpもしかして、DVDになってパッケージが変わってる?
父は出征で消息が知れず、空襲で母と家を亡くした兄妹が、親戚の家に引き取られるも邪魔者扱いされ、やがて防空壕に移り住み、ふたりきりで生きようとするのだが…。原作者・野坂昭如に「アニメ恐るべし」と言わしめた、高畑勲監督の傑作反戦アニメ。
ホタルの光と人の命を重ね合わせた趣向もうまいが、ドロップ飴の缶といったアイテムの使い方も憎いくらいにすばらしい。しかし、そのあまりのリアルで冷徹な描写の数々に、もはや涙を越えて拒否反応すら示す観客も続出。なにせ初公開時の同時上映が『となりのトトロ』だっただけに、どちらを先に観るかで個々の評価が大いに異なってしまうほどだった。いわゆる声優を用いない高畑映画独自のキャスティングも、この作品あたりから定着していくことになる。(的田也寸志)
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
野坂昭如の同名小説を、高畑勲が映像化した戦争アニメ。戦時中の日本を舞台に、親のいない幼いふたりの兄妹が強く生きる様を描く。
実写版「火垂るの墓」を見ました。
日本テレビ:火サスの後釜番組「DRAMA COMPLEX」第一弾がコレってのも狙ってるんですかね。
終戦60年目であるというのも狙ってるんでしょう。
アニメの時も泣きましたがね。ドラマでもやっぱり泣きました。
ええ、泣きましたとも。
主人公の少年・セイタは、海軍軍人の息子としての生き方しか知らなかったし、それ以外の生き方を知ろうともしなかったし、それが、父の行方も知らず、母を空襲で亡くして兄妹2人きりの孤児となった時、疎開先であった叔母の家にそのまま世話になることになった時、セイタの生き方は諸刃の剣となって、彼自身に返っていったのだと思う。
あの時代、誰もが生きるのびるのに必死だった。
だから、海軍軍人の息子としての彼の純真な言葉は、戦争で夫を亡くして悲しみに暮れる叔母には刺となったのだろう。
叔母は確かに正しいことを言っている。だからといって、あからさまに区別していいというものではない。そう思うのは、そういう場面に直面していない暢気さからだというのは分かっている。切羽詰った状況下では、ああいうこともありうるのだろう。
叔母の言葉を受け入れることの出来なかったセイタは、畑仕事を手伝って作物を報酬としてもらったりなどして叔母を見返すことも無く、無謀で過酷な暮らしへと妹と共に飛び込むのであるが、その先にあるのは悲劇しかない。
アニメでは、セツコが死に、その亡骸を荼毘に付した後、セイタは駅で永の眠りにつき、幻想的な蛍火にセイタとセツコが手を繋いで歩き去っていくという場面で終わっていた。完全にセイタとセツコの視点からに特化されていたので、叔母の言動・行動は意地悪なままである。大人でなければ、その奥の真意まで読み取るのは難しいだろう。
ドラマは、もう少し噛み砕いた感じに仕上がっていて、叔母へのフォローがなされていた。
視点が叔母の長女からであったからなしえたものかもしれない。
ま、見終わって、少し落ちついてきたから書けるんであって、見てる最中は、そんなもん考えるどころじゃなく、ぽろぽろ泣きまくってましたよ。滅多にドラマだとかで泣かないのにー!ある意味くやしー!
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