そもそも、この恋のマイアヒで作られている元になったフラッシュってのが、2chのアスキーアートのキャラクターをベースに作っているということと、曲の使用が、ある意味著作権違反に抵触する危険があるってことが、いろいろと問題があるわけだ。かといって、フラッシュに使いますから許可下さいと申請したところで、どこにカテゴリ分けしてよいものか判らないしろものとなってしまい、許可が下りないという可能性もある……と、ジャスラックのサイトのどこら辺からかに書いてあったような…気がする。
まぁ、その辺はおいておいて、2chねらであろうがなかろうが、2chを見たことのある者なら、はっきりとそこのAAキャラクターだなと判るそのフラッシュ作品。宣伝目的で、インパクトのあるものはないかーと探すエイベックス社員に目を付けられたのが運のつきと言えよう。
ラジオの週刊誌記事読み上げコーナーの女性セブンによると、フラッシュ作品まるごと(キャラクターの著作使用権含む)、作者から数十万円で買い取っているそうだ。
エイベックスにしてみれば、ネコキャラの目に見える著作者は、そのフラッシュ製作者であるので、その後、何しようとかまわんだろうという考えだったのだろう。
そうして、マイアヒフラッシュが使われるとなって、にわかに騒ぎ出したのは2ch住人というところだろう。
「モナー」や「モララー」などの2chAAネコキャラだとはっきり判るものが、エイベックスに商標登録申請され、キャラクターグッズの製作販売されたとなっては、黙っていられないと言うのが、住人たちを傷つけたといえば、そうなんだろうと思う。
で、商標登録申請を取り下げたのに、いまだに2chでは騒ぎに収束が見えないのには、彼らなりの理由がある。
「のまネコ」という文字の商標申請は下げられたが、「米酒というラベルのついた酒瓶を提げたネコの【ベイシュ】」の図案登録申請が取り下げられていないというのが、彼等の主張である。
エイベックス側の取り下げ理由が「2chにエイベックス社員を殺すと書き込みがあった」であり、松浦社長の「ネット文化はいい部分もあるが、悪い部分もある。匿名でものを言い合うのは好きではない。文句があるのなら、名前を名乗って言ってほしい」という発言があったのも、火に油を注ぐ形となったのは否めない。
殺人予告を書くような輩は、2chでもさっさと捕まれと言うような風潮があるので、松浦社長の発言は、2chの特性を良く知らないがゆえの失言と言えるだろう。
根本的に、著作権を盾に商売している会社が、根本的著作者が特定できない匿名掲示板でのAAキャラから派生し、二次著作者からは権利を買い取った訳だしで、間隙をついて商標登録・図案登録するなどという暴挙に出たことから、ひときわ著作権問題に神経質な2ch住人達を刺激する結果となり、いわゆる祭り状態になっている訳だ。

のまネコグッズを集めたいから、2ch批判しているブロガーとかもいて、中々笑いを誘うものもある。
匿名掲示板のアスキーアートキャラだから、誰が商標登録しても良いんだ。だから、エイベックスが商標登録をしてもいいんだ。私はのまネコグッズが欲しいんだー!
超意訳すると、こんな感じ。

それにしても、膨大なスレッドの中で、よくまぁ殺人予告スレッドが立ったその日のうちに、見つけ出し、申請取り下げまでできたなぁと、2ch住人でなくても思う。
2ch住人の予想では、エイベックスの自作自演だそうだ。そうでなければ、対応が早すぎるというのが理由らしい。

さて、この「のまネコ」騒動。
エイベックスが「ベイシュ」の図案登録申請を取り下げ、松浦社長がきちんと謝罪するまで、2chでの祭りが続きそうだ。

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