ちょっと、長くなるかも知れないので、最初からカウントしときます。

昔の同人誌。
その昔、休刊という名の廃刊になった、今は無き「OUT(アウト)」というちょっとのアニメ情報と大半のアニメパロディで構成されていた雑誌があった。
パトレイバーの漫画で有名なゆうきまさみ氏も、この雑誌で描いていた。
当時のアニパロは、シリアス調もあったが、大半がギャグ仕様であり、読者を楽しませてきたものである。
同人誌にしても、その傾向が強く、ギャグ調のストーリィもののほか、今のムックばりに細かく分析された解説物など、趣味にあかせたマニアックなものが主流だった。
分析物主流のマニアックな同人誌となると、要求されるのは、メカニックをはじめ、キャラクターも何もかも、目パクでそっくりに描くことが要求される。
そのため、雑誌に掲載されている立ち姿にそっくりな絵であったりしたわけだが、「盗作問題検証サイト」を読むにつけ、同人において現在では、この目パクはいけない行為とされている。
・昔は著作権に対する意識が低かったから
・出版社なども同人に対する認識がほとんどなかったから
などと、よく言われる。
確かにそうかもしれないが、徳間書店の「アニメージュ」、学研の「アニメディア」、大都社の「ファンロード」などちょっと趣が違うかもしれないが、この辺が、古くからあるアニメ雑誌と言える。そういった雑誌を扱う出版社があり、同人誌の案内などを掲載していた以上、認識が甘かったとは言いがたいのではないだろうか。
少なくとも、ファンブックとしての同人誌を作っているものは、大本の作家さんたちにファンレターと一緒に送るという行為を行っている人も居た。
そのために、コピー機が普及し始めた当時、雑誌に掲載されたプロ作家さんの漫画をコピーし、台詞を張替え、作家が良いところと純粋に感動して案内した場所を、今でも当たり前に行われている足跡ツアーをして、作家と反対の台詞をキャラに言わせたものを同人誌として発行。作家にファンレターと共に送るという行為を行っていたという事件が、私の記憶する、最初の著作権に関する漫画作家&出版社と同人作家とのトラブルである。
丁度、同人誌全盛期ともいえる時期であったのではないだろうか。
<続く>

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