JRには、JR独特の設計・工事基準があるため、講習を受けないと、設計にしろ工事にしろ、入札からして参加できないという話を聞いたことがあります。
役所関係は、入札に参加したいですというような、届出書のような書類を提出すると参加できるようなんですがね。当然、参加資格を満たしていますという、許可証(建設業許可証など)は必要ですがね。

線路のことは、良く判りません。
設計したことないもん。
だから、カーブ半径が300メートルで、133km/h走行可能とかニュースでやっているのを見ると、そういうもん?とか思っています。ホントはどうなんでしょうか。
Web毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050427k0000m040174000c.html
尼崎脱線事故:速度30キロ超過に悪条件重なり…
2005年4月27日 1時53分 ヨリ

 制限速度70キロのR300(半径300メートル)のカーブを何キロで走ると脱線の危険があるのか−−。JR西日本が鉄道総合技術研究所(JR総研)に解析してもらった結果は「時速133キロ以上」だった。

 この計算は、空車でしかも客車を支える台車の特性や施設面がすべて正常な状態であることを前提にしている。線路や車輪の摩耗度、こう配などの地理的条件によって脱線速度は変化。乗客数が多いほど重心位置が上昇するとの専門家の指摘もある。
とある。
いや、すべて好条件で解析されても困るんですが。
普通、想定条件は悪く作るもんでないですか?元設計屋として許せん解析方法です。
 鉄道工学専門家の斎藤雅男さんは「時速100キロとはいえ、制限速度を超過していれば車輪が浮き上がることが容易に想像できる」と指摘する。というのも「カーブ手前の線路は『緩和曲線』といい、緩やかにカーブに入っていく仕組みになっている。緩和曲線部分では、車体が直線やカーブ中よりも不安定になりやすく、車軸に均等に力がかかりにくい」からだという。これを裏付けるように乗客も「1両目と2両目の連結部が30度ほどゆっくりとねじれた」と脱線直前の“浮き上がり”を証言している。
はじめの引用記事と同じ記事に、上記引用記事の鉄道工学専門家が指摘した内容の文面がある。
車が走行する道路において、カーブ半径300メートルっていうのは、設計速度70km/h時点での、最小曲線半径になります。
あくまでも、車ではね。こういった設計条件で作られた道路での制限速度ってのは、大概、40km/h〜50km/hくらいに設定されているんです。それよりもはるかに大きく、車台などにより重心位置の高い列車が、いくらレールがあるとはいえ、こらえきれると思うのだろうか。しかも、車両自体もスピードを確保するために軽量化が行われているという。なんでも、ステンレス製だかアルミ製だかと言っていたような気がする。軽いって言うことは、感覚的に横風に吹っ飛ばされそうな気がします。
今でこそ撤回しているが、置石の可能性に終始していたJRの責任逃れしたそうな発言も、ちと、見苦しい。

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