GLOBAL GARDEN 8 (8)
2005年4月11日 読書
ISBN:4592170997 コミック 日渡 早紀 白泉社 2005/03/18 ¥410
完結しました。
ネタバレ炸裂中なので、要注意。
副題を「アインシュタイン睡夢奇譚」とあるだけあって、アインシュタインなど色々出てきます。
ある意味、「ぼくの地球を守って」「未来のうてな」などに、通じるものがあるかもしてません。
北欧神話にて表されている「世界樹(イグドラシル)」
世界を守る樹のことです。
世界樹の根元には「ミーミル(知識)の泉」があり、ノルンという3人の運命の女神が、その霊泉を守り、世界樹が枯れないように泉から水を汲んで世界樹に注いでいるとなっています。
ウルド・ベルダンディ・スクルドが、その運命の三女神です。
この物語の場合、過去の主人公の少女・涙花(るいか)をウルド、現在をベルダンディ、未来に存在し、世界樹の元にいるものをスクルドと、涙花を必要とする少年たちは呼んでいます。
最終巻だけあって、これまであった謎など、すべての解決に向かっていきます。なので、散らばっていた伏線も一つづつ解消されていきます。
アインシュタインの苦悩。
原爆を作ることに了承してしまったばかりに、好きだった国・日本の広島を犠牲にしてしまったこと。たまたま、その場に存在していた世界樹を灰にしてしまったこと。
ただ一つ、願うのは人類の精神的進化。その願いがかなうのか、やはり、それは私たちの行い一つなのだと訴えかけてくるように感じます。
死後のアインシュタインが、世界樹の再生に奔走し、世界中の種を見つけ、その種を涙花の母に与えることで、涙花が生まれます。そこで、ガーデンとのかかわりができ、幼い頃の航空機事故で、死に掛けた涙花の魂のかけらがスクルドとなって、ガーデンに存在し、愛する男・光の死によって、それを受け入れられない涙花がガーデンのスクルドの元で、光を求めて過去へと飛ぶ。
過去に行けば行くほど本来の姿を保っていられない涙花の精神体は醜く、それが、かつて光の異形化をとめたウルドであることが判る。
などなど、次々と明らかにされていき、それでもなんとかハッピーエンド。
良かったぁ。
このまんま、涙花が光とカップルになれなかったらどうしようかと思っちゃったよ。
SFちっくで、神話テイスト入ってて、私の好きポイントてんこ盛りなので、すっごく面白かった。
アクマくんシリーズの続編。できれば日渡先生に、読みたいですから続編ぷりーずって言いたいけど、絵柄が「ぼくの地球を守って」から、がらっと変わっちゃっているしなぁ。
シリーズとして、未完のままってのは、ちと消化不良気味だけど、描いてくれるのなら、最初から全部練り直して描いて欲しいかなって感じ。
完結しました。
ネタバレ炸裂中なので、要注意。
副題を「アインシュタイン睡夢奇譚」とあるだけあって、アインシュタインなど色々出てきます。
ある意味、「ぼくの地球を守って」「未来のうてな」などに、通じるものがあるかもしてません。
北欧神話にて表されている「世界樹(イグドラシル)」
世界を守る樹のことです。
世界樹の根元には「ミーミル(知識)の泉」があり、ノルンという3人の運命の女神が、その霊泉を守り、世界樹が枯れないように泉から水を汲んで世界樹に注いでいるとなっています。
ウルド・ベルダンディ・スクルドが、その運命の三女神です。
この物語の場合、過去の主人公の少女・涙花(るいか)をウルド、現在をベルダンディ、未来に存在し、世界樹の元にいるものをスクルドと、涙花を必要とする少年たちは呼んでいます。
最終巻だけあって、これまであった謎など、すべての解決に向かっていきます。なので、散らばっていた伏線も一つづつ解消されていきます。
アインシュタインの苦悩。
原爆を作ることに了承してしまったばかりに、好きだった国・日本の広島を犠牲にしてしまったこと。たまたま、その場に存在していた世界樹を灰にしてしまったこと。
ただ一つ、願うのは人類の精神的進化。その願いがかなうのか、やはり、それは私たちの行い一つなのだと訴えかけてくるように感じます。
死後のアインシュタインが、世界樹の再生に奔走し、世界中の種を見つけ、その種を涙花の母に与えることで、涙花が生まれます。そこで、ガーデンとのかかわりができ、幼い頃の航空機事故で、死に掛けた涙花の魂のかけらがスクルドとなって、ガーデンに存在し、愛する男・光の死によって、それを受け入れられない涙花がガーデンのスクルドの元で、光を求めて過去へと飛ぶ。
過去に行けば行くほど本来の姿を保っていられない涙花の精神体は醜く、それが、かつて光の異形化をとめたウルドであることが判る。
などなど、次々と明らかにされていき、それでもなんとかハッピーエンド。
良かったぁ。
このまんま、涙花が光とカップルになれなかったらどうしようかと思っちゃったよ。
SFちっくで、神話テイスト入ってて、私の好きポイントてんこ盛りなので、すっごく面白かった。
アクマくんシリーズの続編。できれば日渡先生に、読みたいですから続編ぷりーずって言いたいけど、絵柄が「ぼくの地球を守って」から、がらっと変わっちゃっているしなぁ。
シリーズとして、未完のままってのは、ちと消化不良気味だけど、描いてくれるのなら、最初から全部練り直して描いて欲しいかなって感じ。
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