同人誌において罪にならないと、みんなが信じていた事項がきっかけで起こった事だと、古参同人さんは書かれていました。
はたして、そうでしょうか。
少なくとも、私はそう思いません。
子供を中心に人気のあるもの。事例に沿うと、ポケモンですが、そんなもので、自衛策として、成人指定であること表記せずに、えぐいアダルト漫画を同人誌として描いて作って販売することが、私的使用になるでしょうか。
ポケモンの場合、任天堂公認のアニメと言う二次使用があります。それを更に同人誌にするということは、複製権の侵害と言われても仕方がないですし、それが、子供向けであるのに、年齢制限するでもなく、アダルトな内容を無造作に同人誌として売ったとなれば、イメージが破壊される・著作権の侵害と大本、この場合、任天堂から法的措置を取られるかも知れないというのは、予測の範囲内でしょう。この事件以前に、幕張追放騒動や、それに付随する同人サークルの脱税などの騒ぎがあったので、尚更ですです。
ごく一部の人気サークルが、数百万円の利益を申告しなかったために、多くの同人サークルが立ち入り検査の上、追徴課税を受けたというのも、なんで、同人誌だと税金を払わなくて良いなんて認識になるのかが判りません。
趣味で作っているものだからですか?
数百万も利益を上げるというのは、もう、それを商売にしているとしか思えません。
本職で仕事をして給料を貰う以外に、内職だろうがなんだろうが利益を上げれば税金を払わなければならないのは当たり前のことです。
扶養に入っていれば、当時で100万未満。今では110万か120万までなら、非課税だったかと思いますが、そうでなければ課税対象です。
なので、印刷代と販売総額が同等程度なら、課税対象にならなかったというのは、簡単に推測できます。
本来、同人誌というのは、全面的に無料にするのが大変なので、同好の士間で、一部あたりの印刷代を支払うことによってお互い楽しむことにあったはずです。そのルールを逸脱し、利益を上げたのなら、法に従い納税するのが当然の義務であるし、常識であると考えます。

これらは、一部の同人サークルが摘発されたから、他の同人サークルが巻き添えになったのではなく、根本的に同人サークルの考え方が、一般常識から逸脱していたからこそ起きたことと言えます。

ポケモン逮捕騒動の時、考えが足りない同人屋の為に、印刷所が幇助で送検されたのこそ、本当に巻き添えでいい迷惑だったでしょう。
少ない予算で、印刷できるように便宜を謀ったでしょうに。

盗作は、確かに犯罪です。
しかし、あくまでも民事です。
改善が無ければ、刑事になるかもしれませんが、限りなく当事者同士の問題です。
現時点で問題になったことが一度もないとは、誰も書いていません。
今回のようなケースでは、全体に及ぶ形になるのはムリだと書かれているだけです。
一サークルがイラストを盗作したから。他のサークルも盗作しているかと調べられても、出てこないものを規制しょうがありません。
そういった中で、無理矢理、盗作に近いものをピックアップしたところで、立証は難しいです。
的外れな心配をするより、常識的にモノを考えれば、おのずと答えは出ることでしょう。

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