某所BBSにおいて、古参同人と名乗る方から、ツッコミどころ満載のネタで反論していたので、突っ込んでみようと思う。
経緯は、とあるサークルの同人誌の表紙が盗作であったと、2ch系匿名掲示板において、検証及び叩きが発覚したことによる。
ま、おおむねスルーしとけという回答があり、盗作は盗作だけど、そんなもんは当事者の問題だから、全体に及ぶことは少ないだろうという見解が記述されたことによる。
・ポケモン逮捕騒動
ポケモン関連の騒動は、大きく2種類ある。
ひとつは、1997年12月16日に放送された『ポケットモンスター』38話において特殊効果をおこなった際に、その明滅効果によって、番組を見ていた子供たちの中で、ひきつけ・てんかん発作のたぐいを起こして入院したというもの。
もうひとつは、1999年1月13日に福岡のポケモンの同人誌を作っていた人が、京都府警に著作権侵害容疑で逮捕されたというもの。
おそらく、この古参同人さんは、ふたつ目のことを言いたいのだと思う。
おおまかにかいつまむと、いわゆる「やおい」と呼ばれる18禁系えっち同人誌をポケモンを題材に作ったことで、任天堂の逆鱗に触れて見せしめ逮捕されたってことです。
同年1月5日の時点で、任天堂よりの告訴を受けての逮捕。調べた先にあったサイトによると、一般の人からとんでもない同人誌があるとたれこみがあり、確認のために任天堂の社員が購入した模様。たれこみされ、購入したのがたまたま、逮捕された彼女のものだったのでしょう。
この騒動のはるか以前に、秋田書店にて著作権の侵害による同人誌の販売中止及び同人活動停止要請をしたみたいなことがあったと記憶しているが、その時は、当事者であるファンサークルが、原作漫画をコピーし、台詞を張り替え、元話の旅案内を逆にくさす内容にしたものを、当の原作者に送ったことにより事が露呈したという間抜けな話がある。もともと当該サークルは、コピー→台詞張替え→同人誌として出版→原作者に送るというのを繰り返しており、再三の警告が行っていたそうだが、悪質なので秋田書店側が激怒し、原作者側も件の取材旅行時の旅漫画を希望者のみに配布するというスタイルに切り替えることとなった。さて、任天堂の件である。
ことが大げさになったのは、任天堂としても不測の事態だったらしい。
もともと、私的使用において楽しむべき分野である同人ではあるが、宮崎勤の幼女誘拐殺人事件以来、漫画やアニメなどのファンが同人誌を作る、いわゆる「オタク」という者達が肩身の狭い思いをするようになっている矢先のことである。
ポケモンというジャンル(カテゴリ)で見るに、子供向けゲームありき。それをベースにした子供向けアニメありきである。
設定年齢が低いということは、もちろん、中身を確認しないままポケモンだというだけで買う子供もいるだろうし、親も買い与える可能性もある。それは、18禁であるなど、アダルト表示が一般化される以前の話なので、予測の範囲内と言える。そんな中で、同人に通じている親が買ってきた同人誌の中身を確認して、仰天し、任天堂に通報してもおかしくはない。
任天堂も、ワイセツな内容の同人誌など作られて販売されては、ポケモンという健全なイメージから、子供に与える悪影響も鑑みるに、イメージを潰されたとして、ワイセツ同人誌の作者を訴え出ても仕方がないのではないだろうか。子供が主体であるものというのを忘れてはいけない。たとえ、以前から同人誌を作っていたというその作者が、はじめて作ったポケモン同人誌であろうと、例外ではない。群を抜いてワイセツであったから、スケープゴートにされたのだ。
これは、それなりの正当なる理由があって、逮捕に至った訳である。
同人誌を作るにおいて、購読層を考えましょうといういい事例ではないだろうか。
ただし、任天堂とった手段に対して全面的に賛同するものではない。
本来なら、著作権という性質上、民事事件として処理すべき事項である。それを、弁護士と相談したとはいえ、警告ナシで刑事告訴に踏み切ったというのは、誉められたものではないだろう。
民事による再三の警告に従わずに……というのなら理解はしますがね。
・コミケット幕張メッセ追放騒動
まぁ、これは、コミケという特性もあるのでしょうが、同人サークル全盛時代ですね。1990年代のことです。
サークル数も、一般参加の動員数もハンパじゃなくなったんで、千葉の日本コンベンションセンター(通称:幕張メッセ)において、数回開催されていた訳ですが、1991年にコミケット40が完全に締め出されたってヤツです。
これもまた、1989年に逮捕された宮崎勤が引き起こした幼女誘拐殺人事件が大きな影を落としています。最近では、奈良の幼女誘拐殺人事件でも、犯人がオタクだったばかりに、他の多くの同人が肩身の狭い思いをさせられていますがね。
ま、宮崎事件で、ただでさえ趣味の同人が矢面に立たされている状況下において、無修正アダルト向けロリコン同人漫画が大量に出回っているわ、そのロリコン同人漫画の大手同人サークルが脱税で捕まったから、さぁ大変。主催者も事情聴取され、結果は幕張開催中止となったそうだ。
ま、詳しく調べて、こんな結果が出てしまって、少なくとも私も驚いている。
当時の主婦層によるポルノ追放運動も関係しているようだ。
いや、ポルノ漫画追放運動があったのは知っている。連動しているとは思わなかったけど。
しかし、ヤオイという言葉ができ、無意味にエロイ話が横行しだしたのもこの時期なので、ありえなくもないかと納得する思いである。
経緯は、とあるサークルの同人誌の表紙が盗作であったと、2ch系匿名掲示板において、検証及び叩きが発覚したことによる。
ま、おおむねスルーしとけという回答があり、盗作は盗作だけど、そんなもんは当事者の問題だから、全体に及ぶことは少ないだろうという見解が記述されたことによる。
・ポケモン逮捕騒動
ポケモン関連の騒動は、大きく2種類ある。
ひとつは、1997年12月16日に放送された『ポケットモンスター』38話において特殊効果をおこなった際に、その明滅効果によって、番組を見ていた子供たちの中で、ひきつけ・てんかん発作のたぐいを起こして入院したというもの。
もうひとつは、1999年1月13日に福岡のポケモンの同人誌を作っていた人が、京都府警に著作権侵害容疑で逮捕されたというもの。
おそらく、この古参同人さんは、ふたつ目のことを言いたいのだと思う。
おおまかにかいつまむと、いわゆる「やおい」と呼ばれる18禁系えっち同人誌をポケモンを題材に作ったことで、任天堂の逆鱗に触れて見せしめ逮捕されたってことです。
同年1月5日の時点で、任天堂よりの告訴を受けての逮捕。調べた先にあったサイトによると、一般の人からとんでもない同人誌があるとたれこみがあり、確認のために任天堂の社員が購入した模様。たれこみされ、購入したのがたまたま、逮捕された彼女のものだったのでしょう。
この騒動のはるか以前に、秋田書店にて著作権の侵害による同人誌の販売中止及び同人活動停止要請をしたみたいなことがあったと記憶しているが、その時は、当事者であるファンサークルが、原作漫画をコピーし、台詞を張り替え、元話の旅案内を逆にくさす内容にしたものを、当の原作者に送ったことにより事が露呈したという間抜けな話がある。もともと当該サークルは、コピー→台詞張替え→同人誌として出版→原作者に送るというのを繰り返しており、再三の警告が行っていたそうだが、悪質なので秋田書店側が激怒し、原作者側も件の取材旅行時の旅漫画を希望者のみに配布するというスタイルに切り替えることとなった。さて、任天堂の件である。
ことが大げさになったのは、任天堂としても不測の事態だったらしい。
もともと、私的使用において楽しむべき分野である同人ではあるが、宮崎勤の幼女誘拐殺人事件以来、漫画やアニメなどのファンが同人誌を作る、いわゆる「オタク」という者達が肩身の狭い思いをするようになっている矢先のことである。
ポケモンというジャンル(カテゴリ)で見るに、子供向けゲームありき。それをベースにした子供向けアニメありきである。
設定年齢が低いということは、もちろん、中身を確認しないままポケモンだというだけで買う子供もいるだろうし、親も買い与える可能性もある。それは、18禁であるなど、アダルト表示が一般化される以前の話なので、予測の範囲内と言える。そんな中で、同人に通じている親が買ってきた同人誌の中身を確認して、仰天し、任天堂に通報してもおかしくはない。
任天堂も、ワイセツな内容の同人誌など作られて販売されては、ポケモンという健全なイメージから、子供に与える悪影響も鑑みるに、イメージを潰されたとして、ワイセツ同人誌の作者を訴え出ても仕方がないのではないだろうか。子供が主体であるものというのを忘れてはいけない。たとえ、以前から同人誌を作っていたというその作者が、はじめて作ったポケモン同人誌であろうと、例外ではない。群を抜いてワイセツであったから、スケープゴートにされたのだ。
これは、それなりの正当なる理由があって、逮捕に至った訳である。
同人誌を作るにおいて、購読層を考えましょうといういい事例ではないだろうか。
ただし、任天堂とった手段に対して全面的に賛同するものではない。
本来なら、著作権という性質上、民事事件として処理すべき事項である。それを、弁護士と相談したとはいえ、警告ナシで刑事告訴に踏み切ったというのは、誉められたものではないだろう。
民事による再三の警告に従わずに……というのなら理解はしますがね。
・コミケット幕張メッセ追放騒動
まぁ、これは、コミケという特性もあるのでしょうが、同人サークル全盛時代ですね。1990年代のことです。
サークル数も、一般参加の動員数もハンパじゃなくなったんで、千葉の日本コンベンションセンター(通称:幕張メッセ)において、数回開催されていた訳ですが、1991年にコミケット40が完全に締め出されたってヤツです。
これもまた、1989年に逮捕された宮崎勤が引き起こした幼女誘拐殺人事件が大きな影を落としています。最近では、奈良の幼女誘拐殺人事件でも、犯人がオタクだったばかりに、他の多くの同人が肩身の狭い思いをさせられていますがね。
ま、宮崎事件で、ただでさえ趣味の同人が矢面に立たされている状況下において、無修正アダルト向けロリコン同人漫画が大量に出回っているわ、そのロリコン同人漫画の大手同人サークルが脱税で捕まったから、さぁ大変。主催者も事情聴取され、結果は幕張開催中止となったそうだ。
ま、詳しく調べて、こんな結果が出てしまって、少なくとも私も驚いている。
当時の主婦層によるポルノ追放運動も関係しているようだ。
いや、ポルノ漫画追放運動があったのは知っている。連動しているとは思わなかったけど。
しかし、ヤオイという言葉ができ、無意味にエロイ話が横行しだしたのもこの時期なので、ありえなくもないかと納得する思いである。
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