12月29日付 ニュース 社会の報道「邦人死者13人に 犠牲者11カ国で7万人 (mainichi-msn.co.jp)」へのコメント:
インド洋津波:邦人死者14人に 犠牲者7万7000人

 インドネシアのスマトラ沖大地震の津波被害で29日、スリランカでツアー参加者とみられる埼玉県所沢市の主婦、米澤園子さん(62)と、タイ・クラビでシンガポール在住の会社員、重白高弘さん(37)の長女恵理花ちゃん(6)の遺体が発見された。新婚旅行中の東京都中野区の射手麻美子さん(27)もタイ・ピピ島で遺体で見つかり、日本人の犠牲者は計14人になった。

 毎日新聞が現地や国内の関係機関から得た情報では、津波に襲われたのが確実な行方不明者は20人。外務省に寄せられた安否不明者の問い合わせも29日夕までに約3300件あり、犠牲者はさらに増えるとみられる。

 ロイター通信などが各国政府発表をまとめたところによると、死者は11カ国で計7万7000人に上った。1755年、津波で6万2000人の死者が確認されているポルトガル・リスボン地震(マグニチュード8.5)を超え、被害は史上最悪になった。

 また約4万5000人と最大の死者を出しているインドネシアでは、現地の国連人道支援調整事務所長が同日、震源地に近い北部のアチェ州で5万人から8万人の死者が出ているとの推定を示した。死者は西岸の町ムラボーだけで4万人に上る見通しという。AP通信によると、同州の軍司令官がスマトラ島西岸を空から視察し「75%が壊滅状態で生存者は孤立している」と伝えている。

 重白恵理花ちゃんは、父高弘さん、母洋子さん(37)、兄光輝君(8)と一家4人で22日からピピ島のホテルに宿泊。26日にチェックアウトしようと荷物を運ぶため浜辺で待っていて津波に遭った。3人は負傷し、恵理花ちゃんだけ不明になっていた。

 射手さんと夫(27)は25日から新婚旅行で、プーケットへのパックツアーに参加。26日オプショナルツアーでピピ島に渡り津波に遭った。2人は別々の病院に収容されていた。米澤さんは、旅行代理店「大陸旅遊」(東京都新宿区)が企画したツアーの参加者で、同ツアーでの犠牲者は8人目。依然として、4人の行方が分かっていない。

 また、28日にタイ・プーケット島で遺体で見つかった児童2人は、横浜市の大島多麻樹さん(41)の子供で、小学生の兄(9)と妹(6)と分かった。大島さんは妻と子供の4人で旅行していた。福岡市の会社員、柿木奈緒子さん(27)については、28日現地入りした両親が対面した遺体を別人と申し出ていたが、29日改めて別の遺体を見て本人と確認した。

 ◆各国の死者数◆
インドネシア4万5268
スリランカ 2万2493
インド     6974
タイ      1538
ミャンマー     90
マレーシア     65
モルディブ     55
ソマリア      38
タンザニア     10
バングラデシュ    2
ケニア        1
11カ国   7万6534
(ロイター、AP通信などを基に集計)
毎日新聞 2004年12月29日 20時53分
なんか、もう、スゴイことになっていて、コメントのしようもないと言うのが正直な気持ち。
海外旅行なんて、無縁の生活送っていると、んー怖いなぁーくらいしか思わなくって、ちと困りもの。新潟中越地震の方が身近なのがなんとも、自分が薄情になったような気がします。
昨日のニュース報道の一部で、観光客が映したという津波が起きる前から津波が起きるまでの映像が流されたりしたのだけど、「あっというまに水が引きましたー」とか、勢い良く海水が満ちてくるのを映しながら「おおー、スゴイ。異常気象です」なんて、呑気にコメントしているものを聞きながら、「ソレ、津波の前触れだし」「異常気象じゃないし」とかテレビに向って突っ込んでいる自分がなんか悲しい。
地震大国・ニッポンに住むものでありながら、なんとも認識の甘いコトか、なんとなく情けなくもあり……そう、思ってしまうことが薄情かなぁと思う。
地震があって、時間差で津波が来て……これまで、日本国内で、さんざん報道され尽くした、地震の原理。諸外国での地震被害(今回と同じように、地震から数時間後に津波というパターンもあった)の状況。国内での地震被害の状況。情報過多といわれてもおかしくないほど、垂れ流し状態なのに、何一つ知識として、記憶の底にすら残っておらず、地震で揺れたと言うのにもかかわらず、浜辺で呑気に遊んでいたという言うのが、ちょっと毒を吐きたくなった。ひがんでるのかな?冷たいだの死者が沢山出ているのにひどいとか言われると思う。けど、地震の知識に乏しい現地の人とかは、お気の毒に思うけど、日本人はねぇ…なんか、複雑なんです。揺れた→海の水が引いた→津波が来るかも!に直結できなかったのは、悲しいです。
まぁ、実際、自分が同じように急激な引き潮に直面したからって、判断できるかと問われれば……答えられませんね。
犠牲者の方々が、早く見つかりますように。

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