元「モーニング娘。」の人気アイドル、安倍なつみさん（23）がエッセー集や写真集などに書いた詩の中に数点の盗作があったことを所属事務所が30日、発表した。小学生や中高生のころというか、社会人になってもだけど、きれいだと思うフレーズや言葉を、ノートに書き留めるという行為自体は、一般人で、そういう趣味のある人なら、一度はあると思う。個人で楽しんでいる分には、問題のない行為である。
安倍さんは「昔から『すてきだな』と思った詩やフレーズを書き留めていて、詩を書くときに参考に書いたりして、結果、人の詩やフレーズに勝手に手を加えて発表してしまった」とコメントしている。
盗作があったのは、安倍さんの写真集「ナッチ」（ワニブックス）など書籍三冊とラジオ番組のコーナーで作詞した作品。誰の作品から盗用したかは明らかにしていないが、小室哲哉さんやaikoさんの歌詞の一部とみられ、関係者に既に謝罪したという。所属事務所によると、11月下旬にインターネットの書き込みなどで盗作の疑惑が浮上、安倍さんに確認したところ盗作の事実を認めたという。安倍さんは今年大みそかのNHK紅白歌合戦に「後浦なつみ」として、後藤真希さん、松浦亜弥さんと出場することが決まっている。〔共同〕
しかし、その気安さから、著作権への意識が低すぎたというのは、オソマツな話である。クリエイターとしてつんく♂によって、育成されてきたのだから、当然、あってしかるべき自作品へのプライドや、他者の作品を流用することでの弊害など、子供の感覚のまま身につけることができなかった。周囲にいた者も、教えることができなかったことが、今回のような、公で自分の作品・感性で導き出したという形になって、表に出てしまった。出してしまったという事態を招いたのではないだろうか。
それ故に、謹慎せねばならなくなったし、本の出版も差し止めになり、紅白の辞退とか、謹慎のために新曲の発売が延期とかになる。
望むならば、このような事態になる以前に、出版社や事務所で、原稿のチェックを確実にしておけば、写真集やエッセイ集の販売中心などのリスクを負わずにすんだかもしれない。
ま、そもそも、詩なんていうのは、自分の感性で書くものなのに、気に入ったからといって、その詩を参考にするってナニ？いや、本当に参考程度なら判らないでもないけど、ちょと手を加えた感じで、原文が判ってしまう程度の変更って・・・そら、参考にしたって言わないんじゃない？
盗作と言われないように、苦し紛れに手を加えたと言われても仕方がないような事態を招いたのは、非常に残念。
知人の名前（苗字は違うが(^-^;)と同じなだけに、フクザツな気分です。（文/12月3日：レビューの日付変更が効かないので）
日経ニュース
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20041130STXKC085630112004.html
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